金融機関どうしの
送金システムに
障害が
発生し、500
万件を
超える取り引きの
処理が
遅れた
問題で、システムを
運営する
全銀ネット=「
全国銀行資金決済ネットワーク」は、
障害の
影響で
個人や
企業が
追加で
負担した
費用を
加盟する
金融機関が
補償すると
発表しました。
全国銀行協会の関連団体で一般社団法人の全銀ネットは、金融機関どうしの資金をやり取りする「全銀システム」の運営を担っていますが、今月10日の障害発生から2日後に復旧するまでに500万件を超える振り込みの処理が遅れるなど利用者への影響が広がりました。
これについて全銀ネットは18日、振り込みができなかったり着金が遅れたりしたことで個人や企業が追加で負担した費用については加盟する金融機関がそれぞれ利用者への補償を行うと発表しました。
具体的には、
▽誤って二重で行ってしまった振り込みを取り消すために支払った手数料や
▽予定された日に振り込みができなかったことで発生した延滞金や遅延損害金、
▽それに一時的に残高不足となったことで生じた金利などの追加費用が補償の対象となるとしています。
全銀ネットは、「システム障害の影響で多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」としています。