中国政府が、リチウムイオン
電池の
材料に
使われる
黒鉛の
関連品目の
輸出規制を
実施すると
発表したことについて、
西村経済産業大臣は、
日本企業への
影響は
精査中だとしたうえで、
特定の
国に
依存しないよう
供給網の
多角化に
取り組んで
いく考えを
強調しました。
中国政府は、今月20日、EV=電気自動車の普及などで需要が高まっているリチウムイオン電池の材料に使われ、中国が世界的に高いシェアを占める黒鉛の関連品目について、ことし12月から輸出規制を実施すると発表しました。
これについて、西村経済産業大臣は24日の閣議のあとの会見で、日本企業への影響については精査中だとしたうえで、「今後、中国側に意図や運用方針なども確認して国際ルールに照らして不当な措置が講じられているのであれば、ルールに基づいて適切に対応していきたい」と述べました。
そのうえで「黒鉛は重要物資で、特定の国に依存しない形で強じんなサプライチェーンを構築することが重要だ」と述べ、特定の国に依存しないよう黒鉛の供給網の多角化に取り組んでいく考えを強調しました。