誕生から
1年となった
上野動物園のメスのジャイアントパンダの「シャンシャン」は、
早ければ
2歳の
誕生日を
迎える来年6月ごろに
中国にかえる
可能性があります。ジャイアントパンダはIUCN=
国際自然保護連合が
公表する
絶滅の
おそれの
ある野生生物のリスト「レッドリスト」に
掲載され、ワシントン
条約で
国際的な
商業取引が
禁止されています。
このため、シャンシャンの両親の2頭のパンダは、東京都が「繁殖の学術研究」を目的に中国から借り受ける形で、平成23年に来日しました。
この際、東京都と中国側は「2頭の間に生まれた子どもは、生後24か月で中国にかえすこととする」という協定を結んでいます。
このため、シャンシャンは早ければ2歳の誕生日を迎える来年6月ごろに中国にかえる可能性がありますが、東京都は「具体的な日程は決まっておらず、今後、中国側と協議することになる」と話しています。
一方、上野動物園によりますと、シャンシャンは現在、リンゴなどの食べ物を少しずつ口にしているということで、1歳半までの間に離乳して、2歳ごろには親と離れて生活するようになると見られています。
シャンシャンが離乳すれば、両親のパンダによる新たな赤ちゃんパンダの誕生も期待されるということです。