Actualités japonaises: 【速報中】大相撲大の里横綱昇進正式決定伝達式での口上は

日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいは、きょう臨時りんじの理事りじ会かいで大だい相撲すもう夏場なつば所しょで2場所ばしょ連続れんぞく4回かい目めの優勝ゆうしょうを果はたした大関おおぜき・大だいの里さとの横綱よこづな昇進しょうしんを正式せいしきに決きめ、第だい75代だい横綱よこづな・大だいの里さとが誕生たんじょうしました。日本にっぽん出身しゅっしんの横綱よこづなの誕生たんじょうは師匠ししょうでもある元もと横綱よこづな・稀まれ勢ぜいの里さとの二に所しょノ関せき親方おやかたが平成へいせい29年ねんの初はつ場所ばしょ後ごに昇進しょうしんして以来いらい、8年ねんぶりです。

日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいはきょう東京とうきょう・両国りょうこくの国技こくぎ館かんで名古屋なごや場所ばしょの番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎと臨時りんじの理事りじ会かいを開ひらき、春場所はるばしょで12勝しょう3敗はいで並ならんだ優勝ゆうしょう決定けってい戦せんを制せいし夏場なつば所しょでは14勝しょうを挙あげ2場所ばしょ連続れんぞく4回かい目めの優勝ゆうしょうを果はたした大だいの里さとの第だい75代だい横綱よこづな昇進しょうしんを正式せいしきに決きめました。

大だいの里さとは石川いしかわ県けん津幡つばた町まち出身しゅっしんの24歳さい。

おととし5月つきの夏場なつば所しょで幕下まくした10枚まい目め格付かくづけ出だしとして初はつ土俵どひょうを踏ふみました。

初はつ土俵どひょうから所要しょよう13場所ばしょでの横綱よこづな昇進しょうしんは横綱よこづなが番付ばんづけ上じょうの地位ちいとして明文めいぶん化かされた明治めいじ42年ねん以降いこう、最もっとも速はやい記録きろくです。

また、日本にっぽん出身しゅっしん横綱よこづなの誕生たんじょうは師匠ししょうでもある元もと横綱よこづな・稀まれ勢ぜいの里さとの二に所しょノ関せき親方おやかたが平成へいせい29年ねんの初はつ場所ばしょ後ごに昇進しょうしんして以来いらい、8年ねんぶりです。

◇横綱よこづな昇進しょうしんの“口上こうじょう”とは

日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいの使者ししゃが横綱よこづな昇進しょうしんを伝つたえる伝達でんたつ式しきの際さい、力士りきしは「口上こうじょう」を述のべて、横綱よこづなとしての決意けついを示しめします。

最近さいきんの「口上こうじょう」では、四よん字じ熟語じゅくごが用もちいられることが多おおくなっています。

22回かいの優勝ゆうしょうを果はたした貴乃花たかのはなが平成へいせい6年ねんに横綱よこづなに昇進しょうしんした際さいは「不撓ふとう不屈ふくつ（ふとうふくつ）の精神せいしんで、力士りきしとして相撲すもう道どうに不惜身命ふしゃくしんみょう（ふしゃくしんみょう）を貫つらぬく所存しょぞんです」と口上こうじょうを述のべました。

『不撓ふとう不屈ふくつ』は貴乃花たかのはなが大関おおぜき昇進しょうしんの口上こうじょうでも用もちいた言葉ことばで「どんな苦労くろうや困難こんなんにもくじけないこと」を意味いみし、『不惜身命ふしゃくしんみょう』は「身みや命いのちをささげて惜おしまない」という意味いみの言葉ことばです。

貴乃花たかのはなの兄あにの若乃花わかのはなが平成へいせい10年ねんに昇進しょうしんした際さいは「堅忍けんにん不抜ふばつ（けんにんふばつ）の精神せいしんで精進しょうじんしていきます」と口上こうじょうを述のべました。

『堅忍けんにん不抜ふばつ』は「どんなことがあっても心こころを動うごかさず、我慢がまんして堪え忍たえしのぶ」という意味いみの言葉ことばです。

モンゴル出身しゅっしんの横綱よこづなも過去かこに口上こうじょうで四よん字じ熟語じゅくごを用もちいました。

平成へいせい15年ねんに朝あさ青龍せいりゅうが横綱よこづなに昇進しょうしんした時ときは「横綱よこづなとして相撲すもう道どう発展はってんのため『一生懸命いっしょうけんめい』頑張がんばります」と口上こうじょうを述のべました。

平成へいせい19年ねんの白はく鵬ほうは「精神せいしん一いち到いたを貫つらぬき、相撲すもう道どうに精進しょうじんいたします」と口上こうじょうを述のべました。

ことしの初はつ場所ばしょ後ごに昇進しょうしんした豊昇ほうしょう龍りゅうは「気魄きはく一閃いっせん（きはくいっせん）の精神せいしんで精進しょうじんいたします」と大関おおぜき昇進しょうしんの際さいと同おなじことばで決意けついを述のべました。

一方いっぽうで四よん字じ熟語じゅくごを使つかわないケースもありました。

大だいの里さとの師匠ししょうで、平成へいせい29年ねんに昇進しょうしんした稀まれ勢ぜいの里さとは「横綱よこづなの名なに恥はじぬよう精進しょうじんいたします」という口上こうじょうでした。

大だいの里さとは、去年きょねん大関おおぜきに昇進しょうしんした際さいには「唯一ゆいいつ無二むにの力士りきしを目指めざし相撲すもう道どうに精進しょうじんします」と口上こうじょうを述のべています。

26日にちに横綱よこづな審議しんぎ委員いいん会かいから横綱よこづなに推薦すいせんされた際さいには、“唯一ゆいいつ無二むに”ということばについて「もう使つかってしまったので」などと話はなしていて、横綱よこづな昇進しょうしんの伝達でんたつ式しきではどのようなことばで決意けついを示しめすのか注目ちゅうもくされます。