アメリカの
メーカーが
製造した
航空エンジンに
不具合がみつかったという
発表を
受け、
全日空はすでに
予約の
受付を
行っている2024
年1
月から3
月までの
国内線で、
一日におよそ30
便の
減便を
決めました。
国際線も
一部で
減便が
決まり、
予約の
変更が
必要に
なる人はおよそ4
万人に
上るということです。
9月、アメリカの航空防衛大手RTXは、傘下のエンジンメーカー「プラット・アンド・ホイットニー」が製造した航空エンジンに不具合がみつかったとして回収して大規模な点検を行うと発表しました。
このエンジンは、エアバス社の旅客機「A320neo」と「A321neo」などに搭載され、日本国内では全日空の33機が対象になっています。
関係者によりますと、この問題を受け全日空はすでに予約の受付を行っている2024年1月から3月までの国内線で、一日におよそ30便の減便を決めました。
減便するのは羽田空港と新千歳空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港などを結ぶ便で、便数が多い路線を中心に減便するということです。
また、国際線でも一部で減便を決め、羽田空港と韓国のキンポ空港、中国の青島(チンタオ)空港を結ぶ便が対象だということです。
すでに予約をしていて、今後、変更が必要になる人は国内線と国際線、合わせておよそ4万人に上り、全日空は今後、前後の便を案内するなどの対応に当たるということです。
メーカーによるエンジンの点検は、1台当たり250日から300日かかるとみられるということで、影響は長期化する見通しです。