東京 江東区で開かれているテニスの全日本選手権、女子シングルスの決勝は、第1シードの加治選手と第2シードの西郷里奈選手のいずれも、この大会で初めて決勝に進んだ2人の顔合わせとなりました。
試合は、加治選手が第4ゲームで初めてブレークに成功すると、さらに2ゲームを連取し、5ー1とリードを広げました。
直後の第7ゲームで西郷選手にリターンエースを決められるなどして、ブレークを許す場面もありましたが、加治選手は相手に流れを渡さず、このセットを6-3で取りました。
第2セットは、加治選手が第1ゲームでブレークに成功すると、続く第2ゲームはデュースを繰り返す展開になりましたが、正確なショットを決めて連取しました。
その後も安定したストロークを軸に、危なげない試合運びを見せた加治選手は、このセットを6-2で取り、セットカウント2対0のストレート勝ちで、大会初優勝を果たしました。
試合直後、インタビューに応じた加治選手は「しっかりとラリーをして、自分が攻められるところを見つけようと思っていました。率直にうれしいのひと言です」と話していました。
加治選手は、岡山県出身の29歳。
全日本選手権には11年連続で出場していて、これまではベスト4が最高成績でした。