今月2日、長崎県大村市に住んでいる男性と男性のカップルが、市役所に住民票という書類をもらいに行きました。申し込むとき、2人の関係を「世帯主」と「夫(未届)」と書きました。市はこれを認めて、住民票を出しました。
日本では、同じ性別の2人は結婚することができません。男性と女性の場合は、法律で結婚していなくても、結婚と同じような関係なら書類に「夫(未届)」などと書くことがあります。しかし、同じ性別の2人の書類に書くのは珍しいことです。
2人は「書類に夫と書いてもらったことがなかったので、本当によかったです。同じような市や町が増えてほしいです」と話しました。
専門家は「市は2人の話をよく聞いて、この書類を出したと思います。国は、今の社会に合う法律などを作ることが必要です」と話しています。