アラスカの河川かせんオレンジいろに、研究者けんきゅうしゃおどろかせた原因げんいんとは

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May 31, 2024 10:05 6
Furigana
일본 신문

べいアラスカしゅう山脈さんみゃくながれる河川かせんいろが、かつてのんだあおからさびたようなオレンジいろ変色へんしょくしている。このほど発表はっぴょうされた研究結果けんきゅうけっかによると、原因げんいん永久凍土えいきゅうとうど融解ゆうかいしてした有毒金属ゆうどくきんぞくにあった。

米国立公園局べいこくりつこうえんきょくとカリフォルニア大学だいがくデービスこう地質調査べいちしつちょうさしょ(USGS)の研究けんきゅうチームは、アラスカ州北部しゅうほくぶのブルックス山脈さんみゃくながれる河川かせん75地点ちてん検査けんさおこなった。学術誌がくじゅつし発表はっぴょうされた研究結果けんきゅうけっかによれば、同山脈どうさんみゃくでは過去かこ5~10ねん河川かせんにごったオレンジいろ変色へんしょくしていた。

調査ちょうさ結果けっか河川かせんにご変色へんしょくは、てつ亜鉛あえんどう、ニッケル、なまりなど金属きんぞく原因げんいんだったことがかった。なかには河川かせん生態系せいたいけいにとって有害ゆうがい金属きんぞくふくまれていることが判明はんめい永久凍土えいきゅうとうどけて何千年なんせんねん地下ちかめられていた金属きんぞく露出ろしゅつし、河川かせんながんでいた。

論文共同筆者ろんぶんきょうどうひっしゃでカリフォルニア大学だいがくデービス校教授こうきょうじゅのブレット・ポウリンによると、こうした現象げんしょうはカリフォルニアしゅう米北東部べいほくとうぶのアパラチア山脈さんみゃくなど鉱山開発こうざんかいはつ歴史れきしある地域ちいきで、鉱山開発こうざんかいはつラッシュの1850年代ねんだいから100以上ねんいじょうにわたって発生はっせいしていた。

しかし鉱山資源こうざんしげんからとおはなれた辺境へんきょう自然しぜんなかでそれをたりにするとは、おおきなおどろだった」とポウリンはな

論文ろんぶんによると、北極圏ほっきょくけん永久凍土えいきゅうとうどには、有機炭素ゆうきたんそ栄養素えいようそ水銀すいぎんなど天然金属てんねんきんぞくふくまれている。気温きおん上昇じょうしょうして永久凍土えいきゅうとうどけたために、そうした鉱物こうぶつ周辺しゅうへん水源すいげんじった。

これまでの研究けんきゅうによれば、北極圏ほっきょくけん地球上ちきゅうじょうほか場所ばしょくらべて4ばいのペースで温暖化おんだんか進行しんこうしている。

ポウリンは「ほかの場所ばしょよりも急速きゅうそく土壌どじょう融解ゆうかいしている」「気候変動きこうへんどう予想外よそうがい結果けっかだ」と指摘してきする。

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