日本新聞: 人形山と姉妹の悲しい話

人形山にんぎょうやまと姉妹しまいの悲かなしい話はなし

N4 Sep 4, 2025 07:09 1089

Furigana 翻译

富山県とやまけんの南砺市なんとしにある人形山にんぎょうやまの名前なまえの由来ゆらいの話はなしです。昔むかし、姉あねと妹いもうとが病気びょうきの母親ははおやと3人にんで暮くらしていました。姉妹しまいの父親ちちおやは早はやくに亡なくなっていました。母親ははおやは、一生懸命いっしょうけんめいに姉妹しまいを育そだてましたが、病気びょうきになりました。姉妹しまいは、母親ははおやの代かわりに一生懸命いっしょうけんめいに働はたらきました。そして、母親ははおやの病気びょうきがよくなるように祈いのっていました。すると、白山権現はくさんごんげんという神様かみさまが夢ゆめに出でてきて、病気びょうきを治なおす温泉おんせんを教おしえてくれました。姉妹しまいは毎日まいにち、母親ははおやを温泉おんせんに連つれて行いきました。秋あきになると、母親ははおやの病気びょうきはよくなりました。姉妹しまいは、神様かみさまにお礼おれいを言いうために山やまに行いきました。しかし、この山やまには女性じょせいが入はいることができないという決きまりがありました。姉妹しまいは知しらないで山やまに入はいりました。そして、帰かえりに雪ゆきがたくさん降ふって、亡なくなってしまいました。春はるになって、母親ははおやが山やまを見みると、姉妹しまいの形かたちをした雪ゆきが残のこっていました。村むらの人ひとたちは、姉妹しまいの形かたちをした雪ゆきが消きえないのは、山やまが姉妹しまいのことを悲かなしんでいるからだと思おもいました。そして、村むらの人ひとたちはこの山やまの名前なまえを「人形山にんぎょうやま」にしました。

人形山にんぎょうやまと姉妹しまいの悲かなしい話はなし

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