Japanese News: JR東日本「カスハラ」対処方針策定乗客から罵声など後絶たず

JR東日本ひがしにっぽん「カスハラ」対処たいしょ方針ほうしん策定さくてい乗客じょうきゃくから罵声ばせいなど後ご絶たたず

Apr 27, 2024 02:04

Furigana

鉄道てつどうの乗務じょうむ員いんや駅員えきいんなどが乗客じょうきゃくから罵声ばせいを浴あびせられるなどのカスタマーハラスメントいわゆる「カスハラ」が後ごを絶たたないとして、JR東日本ひがしにっぽんは初はじめて「カスハラ」への対処たいしょ方針ほうしんを策定さくていしました。

JR東日本ひがしにっぽんによりますと、乗務じょうむ員いんや駅員えきいんなどに対にたいするいわゆる「カスハラ」は多おおい時ときで月つきに30件けんほど報告ほうこくされていて、例たとえば、グリーン券けんを持もたない乗客じょうきゃくに普通ふつう車しゃを利用りようするよう伝つたえたところ乗務じょうむ員いん室しつのドアを蹴けられたり、切符きっぷを紛失ふんしつした乗客じょうきゃくに再度さいど、購入こうにゅうするよう促うながしたところ「名刺めいしを出だせ」などと罵声ばせいを浴あびせられたりするケースがあったということです。

JR東日本ひがしにっぽんは「カスハラ」は社員しゃいんの尊厳そんげんを傷きずつけ、職場しょくば環境かんきょうの悪化あっかを招まねくとして初はじめて対処たいしょ方針ほうしんを策定さくていしました。

この中なかでは「カスハラ」に該当がいとうする行為こういを、執しつような言動げんどうや社員しゃいんの個人こじん情報じょうほうなどのSNSなどへの投稿とうこう、不ふ合理ごうりまたは過剰かじょうなサービスの要求ようきゅうなどとしていて、こうした行為こういが確認かくにんされた場合ばあい、サービスの休止きゅうしや要望ようぼうを聴きくなどの対応たいおうをやめるとしています。

さらに悪質あくしつと判断はんだんされる行為こういがあった場合ばあいは警察けいさつや弁護士べんごしなどに相談そうだんし、厳正げんせいに対処たいしょするとしています。

JR東日本ひがしにっぽんは「これからもお客様おきゃくさまのご意見いけんや要望ようぼうに対にたいして真摯しんし（しんし）に対応たいおうしてまいりますが、社員しゃいんを守まもることも継続けいぞく的てきに安全あんぜんで質しつの高たかいサービスを提供ていきょうしていくためには不可欠ふかけつと考かんがえています」とコメントしています。