日野自動車は、少なくとも2003年からトラックの排ガスや燃費のデータについて、不正を行っていたことを公表していましたが、さらに22日、国土交通省の立ち入り検査で、新たな不正が判明したと発表しました。
日野自動車・小木曽聡社長:「国土交通省からの指摘で、追加の不正行為が判明したことは、大変重大かつ深刻であり、弁解の余地もございません」
今回、不正が明らかになったのは、2019年以降に発売された小型トラック「日野デュトロ」などで、累計販売台数はおよそ7万6000台です。
発覚した不正は検査の回数についてで、複数回以上とされている規定を守らず、1回しか行わないケースが見つかったということです。
日野自動車は、すでに出荷を停止している大型と中型トラックを合わせ、国内向けほぼすべてのトラックの出荷を停止します。