長野県宮田村で
男性を
拳銃で
撃ってけがをさせたとして、
重要指名手配されていた
指定暴力団の
幹部が
逮捕された
事件で、
この幹部は
潜伏先の
仙台市の
集合住宅で
去年から
暮らしていたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
この部屋は
法人名義で
契約されていたということで、
警察は
逃亡中の
行動を
詳しく
調べています。
指定暴力団「絆會」の幹部の金成行容疑者(55)は2020年9月、長野県宮田村にある飲食店の駐車場に止まっていた車の中で、51歳の男性の脇の下を拳銃で撃ってけがをさせたとして殺人未遂の疑いがもたれています。
警察は全国に重要指名手配をして3年以上にわたって行方を捜査していましたが、最近になって「仙台市内で容疑者と似た人物を見かけた」という匿名の情報が寄せられ、1日、仙台市若林区の集合住宅で逮捕しました。
捜査関係者によりますと、幹部はこの集合住宅で去年から暮らしていて、部屋は、幹部が入居する前から法人名義で契約されていたということです。
警察はこの集合住宅に入居したいきさつなど逃亡中の行動を詳しく調べています。
事件が起きたのは、2020年9月28日の夕方でした。
長野県宮田村の飲食店の駐車場に止まっていた車の中で、51歳の男性が男に拳銃で脇の下を撃たれて大けがをしました。
およそ1週間後の10月5日、警察は、指定暴力団「絆會」の幹部、金成行容疑者(55)を殺人未遂の疑いで全国に指名手配しました。
捜査関係者によりますと、被害者も事件前には「絆會」の幹部だったことが確認されていて、被害者の別の組織への移籍をめぐりトラブルになっていたという情報もあるということです。
警察庁は、指名手配の翌年(2021年)に連続企業爆破事件のひとつに関わった疑いがある桐島聡容疑者と同じ「重要指名手配」に加えました。
そして最近になって「仙台市内で容疑者と似た人物を見かけた」という匿名の情報が寄せられ、1日、仙台市内で逮捕されました。