3日夜に開かれた前夜祭で、タイトル防衛に臨む藤井聡太八冠は「能登半島地震で被災した人たちに喜んでもらえる対局となるよう頑張りたい」と決意を述べました。
将棋の八大タイトルの1つ、「棋王戦」の五番勝負は、タイトルを持つ藤井聡太八冠(21)に同い年の伊藤匠七段(21)が挑み、4日午前9時から魚津市の新川文化ホールで第1局が始まりました。
対局を前に3日、魚津市内のホテルで前夜祭が開かれ、藤井八冠は今回の「棋王戦」が能登半島地震で被害があった富山県、石川県、新潟県をまわることにふれ「大変な状況のなか、対局の準備をしていただきありがたく思います。被災した方にも喜んでいただけるような対局となるよう精一杯頑張ります」と意気込みを語りました。
一方、挑戦者の伊藤七段も「被災した方々に心からお見舞い申し上げます。皆さんを元気づけられるようなタイトル戦にします」と述べました。
棋王戦五番勝負は第2局が今月24日に金沢市で第3局が3月3日に新潟市で行われます。