国民民主党の
党大会が
開かれ、
玉木代表は、
自民党の
派閥の
政治資金パーティーをめぐる
問題について、「
看過できない。
自民党はいま
政策の
推進力を
失っている」と
指摘し、
岸田政権に
厳しく
対応して
いく考えを
示しました。
大会では、
国政選挙ごとに
得票を2
割増やして
いくこと
などを
盛り込んだ、
活動方針を
決定しました。
国民民主党の党大会は12日午後、東京都内のホールで開かれました。
この中で、玉木代表は、ガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」をめぐる与党との協議から離脱したことについて、「岸田総理大臣は、残念ながら『検討』に終始し、政治決断をしなかった。政策ごとに一致するほかの党と連携しながら、政府に実現を求めていく」と述べました。
その上で、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、「看過できない。自民党はいま、政策の推進力を失っている。私たちは『対決より解決』の姿勢で、政策本位で取り組むが、正直な政治が貫かれていることが大前提だ。脱税まがいの会計処理を放置するような、庶民感覚から離れた政治を変える」と指摘し、岸田政権に厳しく対応していく考えを示しました。
国民民主党はこれまで、野党でありながら、政策実現のため与党との協調を排除しない姿勢をとってきましたが、事実上、転換しました。
このあと大会では、持続的な賃上げを実現することや、比例代表を念頭に国政選挙ごとに得票を2割増やしていくことなどを盛り込んだ、活動方針を決定しました。