完成したのは、能登空港のターミナルビル近くに石川県が整備したコンテナタイプのユニット式の仮設宿泊所で、ベッドやトイレ、シャワー室が備えられた41部屋です。
石川県には、全国の自治体から1日あたりおよそ1000人の職員が派遣されていますが、奥能登地域のホテルや旅館が大きな被害を受けて宿泊場所の確保が難しく、支援にあたる人たちの活動時間が限られてしまうことが課題になっています。
31日から宿泊拠点の受け入れを始めることで、珠洲市など被災地への移動時間を大幅に短縮できるようになることが期待されています。
石川県復興生活再建支援チームの斉藤淳さんは「この施設を利用してもらうことで、早期の復興につなげていきたい」と話していました。
県は、ことし6月末までに能登空港に、さらにおよそ300人が宿泊できる仮設の宿泊所も整備することにしています。