京都きょうと 脳腫瘍のうしゅよう手術しゅじゅつあやま摘出てきしゅつ 裁判さいばん病院びょういんがわがミスみとめる文書ぶんしょ提出ていしゅつ

Easy Japanese news
Apr 4, 2024 18:04 1
Furigana
日本报纸
4ねんまえ京都きょうと病院びょういん脳腫瘍のうしゅよう手術しゅじゅつけた女性じょせい腫瘍しゅようではないのう組織そしきあやまって摘出てきしゅつされたなどとして医師いし病院びょういんがわ賠償ばいしょうもとめた裁判さいばんで、病院びょういんがわがミスみとめる文書ぶんしょ裁判所さいばんしょ提出ていしゅつしたことがわかりました。一方いっぽう女性じょせい手術しゅじゅつたと主張しゅちょうするしびれなど症状しょうじょうと、ミスとの関係かんけいについては裁判さいばんあらそとしています。

この裁判さいばんは4ねんまえ京都きょうとある京都きょうとだいいち赤十字せきじゅうじ病院びょういん脳腫瘍のうしゅよう手術しゅじゅつけた70だい女性じょせいが、腫瘍しゅようではないのう組織そしきあやまって摘出てきしゅつされ、しびれなど症状しょうじょうたとして、執刀しっとうした医師いし病院びょういん運営うんえいする日本にっぽん赤十字せきじゅうじしゃわせて2800まんえんあま損害そんがい賠償ばいしょうもとめたものです。

病院びょういんがわ裁判所さいばんしょ提出ていしゅつした準備じゅんび書面しょめんには「手術しゅじゅつした医師いしひらきとうすべき位置いちあやまり、指導しどうづかないまま、本来ほんらい摘出てきしゅつすべき腫瘍しゅようではなく、のうほか組織そしき摘出てきしゅつした」などミスみとめる内容ないようかれていることがわかりました。

このミスについて病院びょういんがわ女性じょせい家族かぞくに対にたい手術しゅじゅつから3ねん経過けいかした去年きょねんあらためて謝罪しゃざいしたとしています。

一方いっぽう女性じょせいうったえる症状しょうじょうとの関係かんけいについては「原告げんこく主張しゅちょう事実じじつはんするなどとして、裁判さいばんあらそとしています。

この病院びょういん脳神経のうしんけい外科げかをめぐっては、手術しゅじゅつ説明せつめい記録きろくなど不十分ふじゅうぶんケースが3けんあったとして、京都きょうとがことし1つき行政ぎょうせい指導しどうおこなっていて、この3けんには今回こんかい女性じょせい手術しゅじゅつふくまれているということです。

病院びょういん取材しゅざいに対にたい、「係争けいそうちゅうけんに関にかんして回答かいとう差し控さしひかえます」とコメントしています。

専門せんもんきたことをきちんと説明せつめいすることが大切たいせつ

患者かんじゃ安全あんぜん問題もんだいくわしい名古屋なごや大学だいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん長尾ちょうびのうみやび 教授きょうじゅは「手術しゅじゅつ部位ぶい誤認ごにんすることはこりうることでもあり、ふせための手順てじゅんさだまっている。手順てじゅんあやまって健常けんじょう組織そしきってしまうのはきわめて深刻しんこく重大じゅうだい問題もんだいかんがえなくてはいけない。あやまって健常けんじょう組織そしき摘出てきしゅつしたことがかった時点じてんで、ただちに患者かんじゃ家族かぞく説明せつめいする必要ひつようある対策たいさくこうじてもときにはミスやエラーがしょうじることはありえるが、それふせ同時どうじきたことをきちんと説明せつめいすることが大切たいせつだ。それ十分じゅうぶんでないと、つちかってきた信頼しんらいうしなわれてしまう」とはなしていました。

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