일본어 뉴스: 北朝鮮が発射のミサイル新型の「火星17型」かその特徴は

北朝鮮きたちょうせんが発射はっしゃのミサイル新型しんがたの「火星かせい17型がた」かその特徴とくちょうは

Nov 18, 2022 21:11

Furigana

北朝鮮きたちょうせんが18日にちに発射はっしゃしたICBM級きゅうのミサイル。

韓国かんこくでは、新型しんがたの「火星かせい17型がた」で、今月こんげつ3日にちの発射はっしゃに比くらべかなりの技術ぎじゅつ的てきな進展しんてんがあったとする見方みかたが出でています。

「火星かせい17型がた」は北朝鮮きたちょうせんが保有ほゆうする最大さいだいの弾道だんどうミサイルで、アメリカ全土ぜんどを射程しゃていに収おさめる可能かのう性せいがあるとみられています。その特徴とくちょうや、発射はっしゃ実験じっけんの状況じょうきょうをまとめました。

約やく69分間ふんかん飛行ひこう日本にっぽんのEEZ内ないに落下らっかか

北朝鮮きたちょうせんが18日にちに発射はっしゃしたICBM級きゅうのミサイルは、およそ69分間ふんかん飛行ひこうし、北海道ほっかいどう渡島ととう大島おおしまの西にしの日本にっぽんのEEZ＝排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきの内側うちがわに落下らっかしたとみられます。

飛行ひこう時間じかんとしては、ことし3月つきに発射はっしゃされたICBM級きゅうの「火星かせい17型がた」とみられる弾道だんどうミサイルに次ついで過去かこ2番目ばんめの長ながさだということです。

北朝鮮きたちょうせんは今月こんげつ3日にちにも、ICBM級きゅうの可能かのう性せいがある1発はつを発射はっしゃしましたが、韓国かんこくでは新型しんがたの「火星かせい17型がた」が1段だん目めと2段だん目めを切り離きりはなしたあと正常せいじょうに飛行ひこうしなかったとみられていました。

韓国かんこくの通信つうしん社しゃ、連合れんごうニュースは、18日にちに発射はっしゃされたのも「火星かせい17型がた」で、2段だん目めまで正常せいじょうに切り離きりはなされ、飛行ひこうデータから前回ぜんかいに比くらべかなりの技術ぎじゅつ的てきな進展しんてんがあったとする見方みかたを伝つたえています。

「火星かせい17型がた」とは

「火星かせい17型がた」は、北朝鮮きたちょうせんが保有ほゆうする弾道だんどうミサイルの中なかでは最大さいだいで、片側かたがわ11輪りんの移動いどう式しき発射はっしゃ台だいに搭載とうさいされ、射程しゃていは1万まん5000キロを超こえてアメリカ全土ぜんどを射程しゃていに収おさめる可能かのう性せいがあるとみられています。

発射はっしゃ実験じっけんの状況じょうきょうは

北朝鮮きたちょうせんは2020年ねん10月つき、朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうの創立そうりつ75年ねんに合あわせて行おこなわれた軍事ぐんじパレードで「火星かせい17型がた」を初はじめて公開こうかいし、ことしに入はいって、首都しゅとピョンヤン郊外こうがいのスナン（順安じゅんあん）付近ふきんから発射はっしゃ実験じっけんを繰り返くりかえして、技術ぎじゅつの向上こうじょうを図はかっていると指摘してきされています。

具体ぐたい的てきには、2月つき27日にちと3月つき5日にちに1発はつずつ発射はっしゃされた弾道だんどうミサイルについて、北朝鮮きたちょうせんは「偵察ていさつ衛星えいせいの開発かいはつのための重要じゅうような実験じっけんを行おこなった」と発表はっぴょうし、防衛ぼうえい省しょうはいずれも「火星かせい17型がた」だったと分析ぶんせきしました。

3月つき24日にちには、弾道だんどうミサイル1発はつが発射はっしゃされて日本にっぽんのEEZ＝排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきの内側うちがわに落下らっかしたとみられ、北朝鮮きたちょうせんは翌よく25日にち「火星かせい17型がた」の発射はっしゃ実験じっけんに初はじめて成功せいこうしたと発表はっぴょうしました。

しかし韓国かんこく国防省こくぼうしょうは、上昇じょうしょう時じのスピードやエンジンの燃焼ねんしょう時間じかん、それにノズルの数かずなどから、発射はっしゃされたのは従来じゅうらいの「火星かせい15型がた」だったと分析ぶんせきしていました。

続つづいて5月つき25日にちに発射はっしゃされた3発はつの弾道だんどうミサイルのうち、ICBM級きゅうの1発はつについて、韓国かんこく大統領だいとうりょう府ふの高官こうかんは「火星かせい17型がた」とみていると明あきらかにしました。

さらに今月こんげつ3日にちに発射はっしゃされたICBM級きゅうの可能かのう性せいがある1発はつについて、韓国かんこく軍ぐんは「火星かせい17型がた」が正常せいじょうに飛行ひこうせず失敗しっぱいしたという見方みかたを示しめすとともに、北朝鮮きたちょうせんが「火星かせい15型がた」に似にたミサイルの写真しゃしんを公開こうかいしたことから、失敗しっぱいの事実じじつを隠かくそうとしている可能かのう性せいも指摘してきされていました。

海上かいじょう自衛隊じえいたい元もと海うみ将しょう「『火星かせい17型がた』の可能かのう性せい十分じゅうぶんある」

海上かいじょう自衛隊じえいたいの元もと海うみ将しょうで金沢かなざわ工業こうぎょう大学だいがく虎ノ門とらのもん大学院だいがくいんの伊藤いとう俊幸としゆき教授きょうじゅは「2017年ねんにICBM級きゅうの弾道だんどうミサイルを発射はっしゃした例れいや最近さいきんの例れいから考かんがえると、今回こんかいはICBM級きゅうのいわゆる『火星かせい17型がた』の可能かのう性せいが十分じゅうぶんある」としています。

そのうえで北朝鮮きたちょうせんのねらいについて「従来じゅうらいはアメリカを交渉こうしょうの場ばに引っ張ひっぱり出だすためにいわゆる瀬戸際せとぎわ外交がいこうをしていたが今回こんかいは交渉こうしょうのためのミサイル発射はっしゃではなく挑発ちょうはつ行為こういだ。最近さいきんも米べい韓かんの訓練くんれんや日にち米べい韓かんの合同ごうどうのコメントなどに反発はんぱつするような形かたちでミサイルを撃うってきている。これに対にたいして米べい韓かんも挑発ちょうはつを繰り返くりかえす形かたちになっていて、第だい三さん者しゃの仲裁ちゅうさいが入はいっていないことが一番いちばん気きになっている。南北朝鮮なんぼくちょうせん間かんの挑発ちょうはつ行為こういが繰り返くりかえされると朝鮮ちょうせん半島はんとうの有事ゆうじにもつながりかねない」としています。