日本新闻: 石川志賀町震度6弱と発表気象庁 “地震計に異常ないか調査”

石川いしかわ志賀しか町まち震度しんど6弱じゃくと発表はっぴょう気象庁きしょうちょう “地震じしん計けいに異常いじょうないか調査ちょうさ”

Jan 7, 2024 02:01

Furigana

気象庁きしょうちょうは6日にち夜よる遅おそく石川いしかわ県けん志賀しか町まちで震度しんど6弱じゃくの揺ゆれを観測かんそくしたと発表はっぴょうしました。震度しんど6弱じゃくは1か所かしょだけで周囲しゅういの震度しんど3と開ひらきがあり、気象庁きしょうちょうは震源しんげんが地震じしん計けいに近ちかかったことが考かんがえられるとしたうえで、地震じしん計けいに異常いじょうがないか調査ちょうさすることにしています。

気象庁きしょうちょうによりますと、6日にち午後ごご11時じ20分ふんごろ能登のと半島はんとう沖おきを震源しんげんとする地震じしんがあり、石川いしかわ県けん志賀しか町まちで震度しんど6弱じゃくの揺ゆれを観測かんそくしたと発表はっぴょうしました。

気象庁きしょうちょうによりますと、震源しんげん地ちは能登のと半島はんとう沖おきで、震源しんげんの深ふかさは5キロ、地震じしんの規模きぼを示しめすマグニチュードは4.3と推定すいていされています。

今回こんかいの地震じしんでは、震度しんど6弱じゃくを観測かんそくしたのが志賀しか町まちの1か所かしょだけで周辺しゅうへんの震度しんど3と差さがあるほか、役場やくばの警備けいび員いんは大おおきな揺ゆれではなかったと話はなし、警察けいさつや消防しょうぼうにも被害ひがいの情報じょうほうは入はいっていません。

これについて気象庁きしょうちょうは未明みめいに会見かいけんを開ひらき、▽地震じしんの波形はけいから正常せいじょうに地震じしんを観測かんそくしたとみられることや▽揺ゆれの強つよさを表あらわす「加速度かそくど」は1492ガルと、阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいの時ときの地震じしんの891ガルを大おおきく上回うわまわっていたことを明あきらかにしました。

そのうえで、大おおきな揺ゆれを感かんじなったという声こえについては、揺ゆれが継続けいぞくした時間じかんが短みじかかったためではないかとしています。

また、1か所かしょだけ震度しんど6弱じゃくを観測かんそくした理由りゆうについては、震源しんげんが地震じしん計けいに近ちかかったことが考かんがえられるとしています。

一方いっぽう、通常つうじょうは今回こんかいのような震度しんどの開ひらきがないことから、7日にち現地げんちに職員しょくいんを派遣はけんして地震じしん計けいに異常いじょうがないか調査ちょうさすることにしています。

今回こんかいの地震じしんと今後こんご注意ちゅういすべき点てんについて、気象庁きしょうちょうは「揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは、家いえの倒壊とうかいや土砂どしゃ災害さいがいの危険きけんがあるため危険きけんな場所ばしょに立ち入たちいらないようにしてほしい。また、1日にちに発生はっせいした地震じしんで揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは、地震じしん発生はっせいから1週間しゅうかん程度ていどは最大さいだいで震度しんど7程度ていどの地震じしんに注意ちゅういしてほしい」と呼よびかけています。

地震じしん計けいに異常いじょうないか職員しょくいん派遣はけんし調査ちょうさ

志賀しか町まちの地震じしん計けいの設置せっち環境かんきょうについて鎌谷かまや紀子のりこ地震じしん津波つなみ監視かんし課長かちょうは、1月つき3日にちに気象庁きしょうちょう職員しょくいんが確認かくにんして問題もんだいないと判断はんだんしていると説明せつめいしました。

また計測けいそく震度しんどは5.6だと説明せつめいしました。

震度しんど6弱じゃくを観測かんそくした地震じしん計けいのデータについては「P波は、S波はの波形はけいは正常せいじょうに地震じしんを観測かんそくしたように見みえる。大おおきく揺ゆれている時間じかんが5秒びょう以内いないと短みじかいことから揺ゆれを感かんじなかった可能かのう性せいもある」とした上うえで「震度しんど6弱じゃくを観測かんそくしたのが1点てんのみで周辺しゅうへんで震度しんど4以上いじょうを観測かんそくしていない。地震じしん計けいに異常いじょうがないか現地げんちに職員しょくいんを派遣はけんして調査ちょうさをする」と話はなしました。