11日正午のニュースで放送しました。
【動画:5分23秒】(データ放送ではご覧になれません)
10日が経過した被災地の現状は
3つの大きな問題があると思っています。
【1つ目は被災者対策】
広範囲に点在している被災された方々のリスト化が、まだできていない状況で、それが、かなり流動化しているんです。
これが、被災された人たちを助ける活動の中で非常に難しい状況を作り出しています。
【2つ目はインフラ対策】
断水のほか、電波が、まだまだ復旧できていない状況で、何より交通網、道路状況が厳しいです。
それに輪をかけたように雪が降っているので、復旧作業も非常に厳しくなっています。
そして、
【3つ目が支援者対策】
行政をはじめ、被災者を支援する皆様は、不眠不休で本当に頑張ってくれています。
政府や全国市長会などが、被災した自治体をバックアップしていますが、支援者を支援する仕組みを確立していかないと、非常に厳しい状況になると思われます。
また、全国からの物資は届きつつあるのですが、被災者のリストが明確でなく、最終的にそれを『誰がどこに、何をどうやって』送り届ければよいかが難しくなっています。
被災した人たちの様子は
夜が非常に寒かったり、免疫力が下がったりしている状況の中で、感染症が流行するのではないかという心配があります。
さらに、避難所以外の場所にいる被災者がどうなっているのか、より一層、心配が募ります。
支援するためにできることは
ボランティアに関しては、皆さんからいろいろなことばをいただきますが、まだ、被災地は地震が多発しているような状況で、安全性を担保できていない状況です。
この厳しい状況の中では、作業中や移動中の事故のおそれがあり、安全性の担保ができない中では、なかなか難しい。
そのため、今は避難所やボランティア対策をする職員に対して、われわれの加盟団体がオリエンテーションなどを実施しているという状況です。
個人や企業の熱い気持ちがなければ、支援は続かないと思いますので、ぜひ後方支援をお願いしたい。