Japanese News: シニア人材確保定年退職後も働き続ける社員の待遇改善相次ぐ

シニア人材じんざい確保かくほ定年ていねん退職たいしょく後ごも働はたらき続つづける社員しゃいんの待遇たいぐう改善かいぜん相次あいつぐ

Jan 12, 2024 07:01 1

Furigana

人手ひとで不足ふそくなどを背景はいけいにシニア人材じんざいを確保かくほしようと、定年ていねん退職たいしょく後ごも働はたらき続つづける社員しゃいんなどの待遇たいぐうを改善かいぜんするケースが相次あいついでいます。企業きぎょうの中なかには、給与きゅうよの水準すいじゅんを定年ていねん時じとほぼ同おなじ水準すいじゅんまで引き上ひきあげる動うごきも出でています。

このうち大手おおて菓子かしメーカーの「カルビー」は、60歳さいで定年ていねん退職たいしょくしたあとも最大さいだいで5年間ねんかんは嘱託しょくたく社員しゃいんとして働はたらくことができる制度せいどを設もうけていますが、ことし4月つきからこの制度せいどを見直みなおします。

具体ぐたい的てきには▽65歳さいを超こえて働はたらくことができるようにするほか、▽給与きゅうよの水準すいじゅんを定年ていねん時じの70％程度ていどから、ほぼ同おなじ水準すいじゅんまで引き上ひきあげます。

会社かいしゃでは嘱託しょくたく社員しゃいんのうち、高たかい専門せんもん性せいやスキルが認みとめられた場合ばあいなど、20％から30％程度ていどを新あらたな制度せいどの対象たいしょうにしたいとしています。

また、住友すみとも化学かがくは定年ていねん退職たいしょく後ごも働はたらき続つづけられる制度せいどがあり、60歳さい以上いじょうの社員しゃいんの割合わりあいが今後こんご、大幅おおはばに増ふえると試算しさんしています。

このため、シニア人材じんざいの意欲いよくを高たかめようとことし4月つきから定年ていねんを60歳さいから1年ねんごとに1歳さい引き上ひきあげて最終さいしゅう的てきには65歳さいに変更へんこうします。

定年ていねん退職たいしょく後ごに嘱託しょくたくの社員しゃいんとして再さい雇用こようするのではなく、定年ていねんを延長えんちょうすることで、正せい社員しゃいんとして働はたらき続つづけることができ、給与きゅうよ水準すいじゅんは組合くみあい員いんの場合ばあい、60歳さい時点じてんの9割わり程度ていどまで引き上ひきあげます。