日本新聞: 大学入学共通テスト始まる被災地の受験生「不安だった」

大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテスト始はじまる被災ひさい地ちの受験生じゅけんせい「不安ふあんだった」

Jan 13, 2024 11:01

Furigana

大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストが13日にちから始はじまり、能登のと半島はんとう地震じしんで被害ひがいを受うけた新潟にいがた県内けんないでも各地かくちで雪ゆきが降ふる中なか、受験生じゅけんせいが試験しけんに臨のぞんでいます。

大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストは13日にちから2日間にちかんの日程にっていで行おこなわれ、新潟にいがた県内けんないではあわせて15の会場かいじょうで8600人にん余あまりの受験生じゅけんせいが試験しけんに臨のぞみます。

県内けんないは大雪おおゆきによる交通こうつうへの影響えいきょうなどが心配しんぱいされましたが、いずれも予定よていどおり午前ごぜん9時半じはんから最初さいしょの地理ちり歴史れきし・公民こうみんの試験しけんが始はじまりました。

このうち、370人にん余あまりが受験じゅけんする新潟にいがた市し西にし区くの新潟にいがた国際こくさい情報じょうほう大学だいがくでは雪ゆきが降ふる中なか、受験生じゅけんせいが緊張きんちょうした様子ようすで会場かいじょうに向むかっていました。

「地震じしんあって不安ふあんだったがやるしかない」

高校こうこう3年生ねんせいの男子だんし生徒せいとは、「やっとこの日ひが来きたという思おもいです。地震じしんもあって不安ふあんでしたが、今いまはやるしかないという気持きもちです」と話はなしていました。

高校こうこう3年生ねんせいの女子じょし生徒せいとは、「ふだんからやってきたことを全力ぜんりょくで出し切だしきりたいです」と話はなしていました。

受験じゅけん会場かいじょうでは地震じしんへの対応たいおうも

新潟にいがた国際こくさい情報じょうほう大学だいがくは、1月つき1日にちの地震じしんによる被害ひがいはありませんでしたが、試験しけん中ちゅうに緊急きんきゅう地震じしん速報そくほうが出でた場合ばあい、教室きょうしつの近ちかくに待機たいきする警備けいび連絡れんらく員いんが試験しけん官かんに試験しけんの中止ちゅうしを伝つたえるなどして対応たいおうするということです。