日本新闻: 手術の説明や記録不十分京都市が病院に改善求める行政指導

手術しゅじゅつの説明せつめいや記録きろく不十分ふじゅうぶん京都きょうと市しが病院びょういんに改善かいぜん求もとめる行政ぎょうせい指導しどう

Jan 18, 2024 07:01

Furigana

京都きょうと市しにある病院びょういんの脳神経のうしんけい外科げかで、手術しゅじゅつの説明せつめいや記録きろくが適切てきせつに行おこなわれなかったり、安全あんぜん管理かんりについての検証けんしょうが不十分ふじゅうぶんだったりしたケースが3件けんあったことが、京都きょうと市しの調査ちょうさでわかり、市しは病院びょういんに対にたいし改善かいぜんを求もとめる行政ぎょうせい指導しどうを行おこないました。

行政ぎょうせい指導しどうを受うけたのは、京都きょうと市し東山ひがしやま区くにある京都きょうと第だい一いち赤十字せきじゅうじ病院びょういんです。

関係かんけい者しゃによりますと、去年きょねん10月つき、病院びょういんの脳神経のうしんけい外科げかで行おこなわれた複数ふくすうの手術しゅじゅつや治療ちりょうについて、安全あんぜん管理かんりの不備ふびなどを指摘してきする情報じょうほうが寄よせられたことから、京都きょうと市しは3回かいにわたって立ち入たちいり検査けんさを行おこないました。

その結果けっか、

▽4年ねん前まえ、脳腫瘍のうしゅようの手術しゅじゅつを受うけた患者かんじゃが、その後そのご、予定よてい外がいの再さい手術しゅじゅつとなった理由りゆうについて、患者かんじゃや家族かぞくに説明せつめいした記録きろくが見みつからなかったほか

▽3年ねん前まえ、救急きゅうきゅう搬送はんそうされて脳のうの検査けんさや処置しょちを受うけたあと、死亡しぼうした患者かんじゃについても、詳くわしい経過けいかを説明せつめいした記録きろくが確認かくにんできないなど、

説明せつめいや記録きろくが適切てきせつに行おこなわれなかったケースが3件けんあったと指摘してきしました。

このうち2つは、手術しゅじゅつなどが安全あんぜんに行おこなわれたか調査ちょうさする、病院びょういんの医療いりょう安全あんぜん管理かんり委員いいん会かいに報告ほうこくする必要ひつようがあったものの適切てきせつに報告ほうこくされず、事後じごの検証けんしょうも十分じゅうぶん行おこなわれていなかったとしています。