Actualités japonaises: 石川県内宿泊施設約2万6000人分キャンセル “影響は甚大”

石川いしかわ県内けんない宿泊しゅくはく施設しせつ約やく2万まん6000人にん分ぶんキャンセル “影響えいきょうは甚大じんだい”

Jan 20, 2024 06:01

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんの影響えいきょうで、石川いしかわ県内けんないの宿泊しゅくはく施設しせつでおよそ2万まん6000人にん分ぶんのキャンセルが出でていることが県けん旅行りょこう業ぎょう協会きょうかいの調査ちょうさで分わかりました。調査ちょうさへの回答かいとうは地震じしんの被害ひがいが比較的ひかくてき小ちいさい県けん南部なんぶの加賀かが地方ちほうの施設しせつが中心ちゅうしんで、協会きょうかいは観光かんこうや宿泊しゅくはくへの影響えいきょうはさらに甚大じんだいだとみています。

「石川いしかわ県けん旅行りょこう業ぎょう協会きょうかい」は能登のと半島はんとう地震じしんのあと加盟かめいしている県内けんないの宿泊しゅくはく施設しせつが受うけた地震じしんによる影響えいきょうを調査ちょうさしていて、これまでに23の施設しせつから回答かいとうがありました。

それによりますと、1月つき10日にちの時点じてんで宿泊しゅくはくのキャンセルは延のべ2万まん6648人にん分ぶん、総額そうがく5億おく2900万まん円えん余あまりにのぼったということです。

ただ、これまでに回答かいとうがあったのは金沢かなざわ市しや加賀かが市しなど地震じしんの被害ひがいが比較的ひかくてき小ちいさかった地域ちいきが大半たいはんです。

震源しんげん地ちの能登のと地方ちほうにある輪島わじま市しや珠洲すず市しなどでは、宿泊しゅくはく施設しせつ自体じたいが大おおきな被害ひがいを受うけたことなどもあり、ほとんど回答かいとうを得えられていないということで、県けん旅行りょこう業ぎょう協会きょうかいは観光かんこうへの打撃だげきはさらに甚大じんだいだとみています。

被害ひがいの大おおきかった地域ちいきの宿泊しゅくはく施設しせつからは「施設しせつへの影響えいきょうは壊滅かいめつ的てきで当面とうめん、再開さいかいは見込みこめない」とか「営業えいぎょう再開さいかいを諦あきらめ、落ち着おちついたら会社かいしゃをたたむ手続てつづきをする」といった声こえもあったということです。

温泉おんせんや海うみの幸こうなどで知しられる能登のと地方ちほうを襲おそった地震じしんが、石川いしかわ県けん全体ぜんたいの観光かんこうにも影響えいきょうを与あたえている実態じったいが明あきらかとなり、被災ひさい地ちの復旧ふっきゅう・復興ふっこうとともに客足きゃくあしの減少げんしょうをどう食い止くいとめるかが課題かだいとなっています。