日本新聞: 愛子さま大学卒業後は日本赤十字社で嘱託職員として勤務

愛子あいこさま大学だいがく卒業そつぎょう後ごは日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃで嘱託しょくたく職員しょくいんとして勤務きんむ

Jan 22, 2024 19:01

Furigana

天皇てんのう皇后こうごう両りょう陛下へいかの長女ちょうじょの愛子あいこさまは、大学だいがく卒業そつぎょう後ごのことし4月つきから日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃで嘱託しょくたく職員しょくいんとして勤務きんむされることが内定ないていしました。

愛子あいこさまは、学習がくしゅう院いん大学だいがく文学部ぶんがくぶ日本語にほんご日本にっぽん文学ぶんがく科かの4年生ねんせいで、ことし3月つきに卒業そつぎょうされる見込みこみです。

その後そのごの進路しんろについて、宮内庁くないちょうは22日にち、愛子あいこさまが4月つき1日にちから東京とうきょう港みなと区くに本社ほんしゃがある日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃで、嘱託しょくたく職員しょくいんとして勤務きんむされることが内定ないていしたと発表はっぴょうしました。

日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃは、全国ぜんこく各地かくちに病院びょういんや血液けつえきセンター、それに看護かんご師しなどの養成ようせい施設しせつを持もつ認可にんか法人ほうじんで、全国ぜんこくに6万まん人にん余あまりの職員しょくいんがいて、皇后こうごうさまが名誉めいよ総裁そうさいを務つとめられています。

愛子あいこさまは両りょう陛下へいかの活動かつどうや大学だいがくでの授業じゅぎょうなどを通をつうじて、日頃ひごろから福祉ふくし活動かつどう全般ぜんぱんに関心かんしんを持もっていて、去年きょねん10月つきには、両りょう陛下へいかとともに日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃを訪たずねて、関東かんとう大震災だいしんさいでの救護きゅうご活動かつどうを振り返ふりかえる企画きかく展てんを鑑賞かんしょうされていました。

こうした中なかで、日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃの活動かつどうに携たずさわることを希望きぼうするようになったということで、皇族こうぞくとしての務つとめと両立りょうりつするため嘱託しょくたく職員しょくいんとして勤務きんむされますが、具体ぐたい的てきな仕事しごと内容ないようや勤務きんむ条件じょうけんなどは今後こんご決きまるということです。

愛子あいこさまは側近そっきんを通をつうじて「本年ほんねん4月つきより日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃの嘱託しょくたく職員しょくいんとして勤務きんむすることの内定ないていをいただき、ありがたく思おもっております。日頃ひごろから関心かんしんを寄よせている日赤にっせきの仕事しごとに携たずさわれることをうれしく思おもうと同時どうじに、身みの引き締ひきしまる思おもいがいたします。これからもさまざまな学まなびを続つづけ、一いち社会しゃかい人じんとしての自覚じかくを持もって仕事しごとに励はげむことで、微力びりょくではございますが、少すこしでも人々ひとびとや社会しゃかいのお役に立やくにたつことができればと考かんがえております」とお気持きもちを述のべられました。

また両りょう陛下へいかも「愛子あいこが日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃの嘱託しょくたく職員しょくいんとして受け入うけいれていただくことになったことを、ありがたく思おもいます。この春はるから日赤にっせきの一員いちいんとして仕事しごとに従事じゅうじすることにより、多おおくの人ひとのお役やくに立たてるよう努力どりょくを続つづけるとともに、社会しゃかい人じんの1人にんとして成長せいちょうしていってくれることを願ねがっています」と側近そっきんを通をつうじてお気持きもちを述のべられました。

日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃ社長しゃちょう「安心あんしんしてご勤務きんむいただけるよう準備じゅんび進すすめる」

愛子あいこさまがことし4月つきから嘱託しょくたく職員しょくいんとして勤務きんむされることが内定ないていしたことについて、日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃの清家きよいえ篤あつし社長しゃちょうは「愛子あいこ内親王ないしんのう殿下でんかが赤十字せきじゅうじの活動かつどうにご関心かんしんを抱いだかれ、大学だいがくご卒業そつぎょう後ごの進路しんろとして日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃの活動かつどうに携たずさわりたいとお考かんがえいただきましたことは、日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃにとりましてありがたいことだと考かんがえております。私わたしどもといたしましても、内親王ないしんのう殿下でんかが4月つきから安心あんしんしてご勤務きんむいただけるよう、しっかりと準備じゅんびを進すすめてまいりたいと思おもいます」というコメントを出だしました。