일본어 뉴스: 競泳日本選手権 4日開幕池江璃花子世界選手権代表復帰なるか

競泳きょうえい日本にっぽん選手権せんしゅけん 4日にち開幕かいまく池いけ江こう璃花子はなこ世界せかい選手権せんしゅけん代表だいひょう復帰ふっきなるか

Apr 4, 2023 04:04

Furigana

今回こんかいで99回かい目めを迎むかえる競泳きょうえいの日本にっぽん選手権せんしゅけんが、東京とうきょう江東こうとう区くの東京とうきょうアクアティクスセンターで4日にち、開幕かいまくします。

競泳きょうえい・日本一にっぽんいちを決きめる大会たいかいは、ことし7月つきに福岡ふくおか市しで行おこなわれる世界せかい選手権せんしゅけんの日本にっぽん代表だいひょう選考せんこうを兼かねていて、ハイレベルなレースが期待きたいされます。個人こじん種目しゅもくの代表だいひょう内定ないていの条件じょうけんは、決勝けっしょうのレースで、日本にっぽん水泳すいえい連盟れんめいが今回こんかいの世界せかい選手権せんしゅけんについて定さだめた記録きろくを突破とっぱし、2位い以内いないに入はいることとなっています。

大会たいかい初日しょにちの4日にちは、女子じょし100メートルバタフライに池いけ江こう璃花子はなこ選手せんしゅが出場しゅつじょうします。

得意とくい種目しゅもくのバタフライで、2018年ねんのアジア大会たいかい以来いらいとなる個人こじん種目しゅもくでの代表だいひょう入いりを目指めざします。

池いけ江こう選手せんしゅは、去年きょねんの秋あきごろから思おもうような練習れんしゅうができずに調子ちょうしを落おとしていましたが、ことしに入はいってからは2月つきの大会たいかいで久々ひさびさの優勝ゆうしょうを果はたすと、その後そのごは徐々じょじょに調子ちょうしを上あげてきました。

大会たいかい前まえには「自信じしんがすごくあるわけではないが、アスリートとして気持きもちを整ととのえて臨のぞめたら」と話はなした池いけ江こう選手せんしゅ。

社会しゃかい人じんとなって最初さいしょの大会たいかいが今回こんかいの日本にっぽん選手権せんしゅけんとなり、新あらたなスタートで代表だいひょう復帰ふっきを果はたせるか注目ちゅうもくです。

また、女子じょし200メートル個人こじんメドレーには、おととしの東京とうきょうオリンピックのこの種目しゅもくで金メダルきんめだるを獲得かくとくした大橋おおはし悠ゆう依よ選手せんしゅが出場しゅつじょうします。

その大橋おおはし選手せんしゅを追おうのが成田なりた実生みしょう選手せんしゅ。伸のび盛ざかりの16歳さいの高校こうこう2年生ねんせいが金きむメダリストにどこまで肉薄にくはくできるか、こちらも目めが離はなせません。

男子だんし400メートル個人こじんメドレーには、この種目しゅもくで、過去かこに世界せかい選手権せんしゅけんで金メダルきんめだるを獲得かくとくした瀬戸せと大だい也選手せんしゅが出場しゅつじょうします。

アメリカでの高地こうち合宿がっしゅくで強化きょうかし手応てごたえを感かんじていて、どこまでよいタイムを出だせるか期待きたいがかかります。

さらに去年きょねん、この種目しゅもくで代表だいひょう入いりした本多ほんだ灯あかり選手せんしゅが、今こん大会たいかいも力ちからを見みせて2年ねん続つづけての代表だいひょう権けんを獲得かくとくできるかにも注目ちゅうもくです。

NHKでは大会たいかいの模様もようを、4日にち午後ごご4時半じはんから総合テレビそうごうてれびで中継ちゅうけいします。

オリンピック金きんメダリスト、萩野はぎのさんの注目ちゅうもくは？

リオデジャネイロオリンピックで『キングオブスイマー』とも呼よばれる400メートル個人こじんメドレーで金メダルきんめだるを獲得かくとくし、今こん大会たいかい、NHKの中継ちゅうけい放送ほうそうで解説かいせつする萩野はぎの公こう介かいさんに注目ちゅうもくするポイントを聞ききました。

まず、萩野はぎのさんが現役げんえき時代じだいに考かんがえていた日本にっぽん選手権せんしゅけんの位置いちづけについて「代表だいひょう選考せんこうを兼かね、1年ねんにおけるプライオリティが高たかい大会たいかいです。失敗しっぱいしたら世界せかい選手権せんしゅけんなどに出でられないことになるので、すごく集中しゅうちゅうする試合しあいでした。選手せんしゅたちの“ここで決きめないと”という思おもいなどが独特どくとくな雰囲気ふんいきを作り出つくりだします」と自身じしんの経験けいけんを語かたりました。

今こん大会たいかいは、ことし7月つきに福岡ふくおか市しで行おこなわれる世界せかい選手権せんしゅけんの日本にっぽん代表だいひょう選考せんこうを兼かねていて、個人こじん種目しゅもくでは、日本にっぽん水泳すいえい連盟れんめいが定さだめた記録きろくを決勝けっしょうで突破とっぱした上位じょうい2人にんが代表だいひょうに内定ないていします。萩野はぎのさんは「2位い争あらそいなど、レースの順位じゅんいにフォーカスしても盛り上もりあがる」と着目ちゃくもく点てんを説明せつめいしました。

そして、注目ちゅうもくするレースにあげたのは、やはり男子だんし400メートル個人こじんメドレー。かつて萩野はぎのさんとしのぎを削けずった瀬戸せと大だい也選手せんしゅについて、「何なん秒びょうが出でるか楽たのしみ」とタイムに期待きたいしています。

そのライバルに、去年きょねん、この種目しゅもくで代表だいひょう入いりした経験けいけんがある本多ほんだ灯とう選手せんしゅをあげましたが「そのほかの選手せんしゅにも十分じゅうぶんチャンスがある」と大学生だいがくせいや高校生こうこうせいの選手せんしゅたちの活躍かつやくにも期待きたいしています。

パリオリンピックまで、およそ1年ねん前まえとなる今こん大会たいかいをきっかけに、萩野はぎのさんは選手せんしゅたちに国内こくないだけでなく世界せかいにも目めを向むけてほしいと考かんがえています。

萩野はぎのさんは「世界せかいレベルで見みると、高校生こうこうせい年代ねんだいの選手せんしゅが世界せかい記録きろくを出だしている」と指摘してき。カナダのサマー・マッキントッシュ選手せんしゅやルーマニアのダビッド・ポポビッチ選手せんしゅ、さらにはフランスのレオン・マルシャン選手せんしゅなど、世界せかいでは若手わかてが台頭たいとうしている現状げんじょうを踏ふまえ、「世界せかいの中なかの日本にっぽんという視点してんでも見みてほしい」と提言ていげんしました。