温室効果ガスの
削減が
求められる
中で
導入が
進む太陽光発電について、
環境省と
経済産業省は
使用済みとなったパネル
などの
設備を
廃棄せずにリサイクルにつなげるため
有識者による
検討会を
発足することになりました。
環境省によりますと、太陽光発電の使用済みとなったパネルは令和2年度には6300トン余りで、故障や災害の影響が主な原因のため、およそ7割は修理して再使用されたと推計されています。
しかし、この10年で急速に導入が進み、設置から20年から25年とされる耐用年数を過ぎるパネルが2030年代後半には、年間50万から80万トンにのぼると見られています。
耐用年数を過ぎていることから再使用できるものは現在より少ないと見られ、廃棄せずにいかにリサイクルにつなげていくかが課題となっています。
そのため、環境省は経済産業省と共同で有識者による検討会を発足させ、制度の新設などを検討するため来月までに、初めての会合を開く予定です。
西村環境大臣は「再生可能エネルギーの最大限の導入、拡大していくためにも、計画的に対応することが重要だ」としています。