今月8
日に
退任した
日銀の
黒田前総裁が
政策研究大学院大学の
政策研究院シニアフェローに
就任しました。
秋からは
学生向けの
講義も
予定しているということです。
大学によりますと日銀の黒田前総裁は、11日付けで政策研究大学院大学の政策研究院シニアフェローに就任しました。
秋から学生向けの講義も予定しているということですが、現時点で講義の内容などは未定だということです。
黒田前総裁は、歴代最長となる10年に及ぶ任期を務め、前例のない大規模な金融緩和策を打ち出し、2%の物価目標を掲げてデフレからの脱却を目指しました。
大規模な金融緩和によって、円高の是正や、デフレではない状況を実現した一方、日銀が目指す賃金の上昇などを伴った2%の物価目標は、達成できませんでした。
退任前に行われた記者会見で黒田総裁は「できたらどこか大学で教えたりすることを考えたいと思っている」と述べていました。