規制線の外からは、防護服を着た警察官が爆発物処理の機材を運び込んでいる様子が確認できます。
15日午前11時半ごろ、和歌山市の雑賀崎漁港で、岸田総理大臣が衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援演説を始める直前に、銀色で金属製とみられる筒状の爆発物が投げ込まれました。
現場の映像では、異変に気付いた人たちに1人が取り押さえられたあと、爆発音が聞こえ、白い煙が上がりました。
警察によりますと、岸田総理大臣は現場から避難してけがはなく、30代の男性警察官1人が左腕に軽いけがをしました。
爆発によってけがをしたとみられるということです。
警察は、兵庫県川西市に住む木村隆二容疑者(24)を威力業務妨害の疑いでその場で逮捕しました。
事件で爆発物が使われたことから、近隣の住民に避難を呼びかけるなどした上で、警察は木村容疑者の自宅を捜索しています。
木村容疑者は逮捕後の調べに対し、「すべて弁護士が来てから話す」などと供述しているということで、警察は事件の動機やいきさつを詳しく調べることにしています。
警察は周辺に規制線をはり、近隣住民に避難を呼びかけたうえで木村容疑者の自宅の捜索に入りました。
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