日本新聞: 統一地方選挙市区長選市区議選告示後半戦スタート

統一とういつ地方ちほう選挙せんきょ市し区長くちょう選せん市区しく議ぎ選せん告示こくじ後半こうはん戦せんスタート

Apr 16, 2023 11:04

Furigana

統一とういつ地方ちほう選挙せんきょは、16日にち、政令せいれい指定してい都市とし以外いがいの市しと東京とうきょうの特別とくべつ区くで、市し区長くちょうと議員ぎいんの選挙せんきょが告示こくじされ、後半こうはん戦せんがスタートしました。

4年ねんに1度どの統一とういつ地方ちほう選挙せんきょは、16日にち、政令せいれい指定してい都市とし以外いがいの市しと東京とうきょうの特別とくべつ区くで、99の市し区長くちょう選挙せんきょと315の市しと区くの議員ぎいん選挙せんきょが告示こくじされました。

立候補りっこうほの受け付うけつけは午前ごぜん8時半じはんから各地かくちの選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいで行おこなわれていて、NHKのまとめでは、99の市し区長くちょう選挙せんきょにこれまでにあわせて204人にんが立候補りっこうほしました。

内訳うちわけを見みますと、現職げんしょくが76人にん、元もと市長しちょうが3人にん、新人しんじんが125人にんです。女性じょせいはおよそ20％にあたる40人にんとなっています。

県庁けんちょう所在地しょざいちでは、水戸みと、津つ、高松たかまつ、長崎ながさき、大分おおいたの5つの市長しちょう選挙せんきょが告示こくじされ、このうち長崎ながさき市長しちょう選挙せんきょでは、4期き務つとめた現職げんしょくの市長しちょうが引退いんたいを表明ひょうめいし、16年ねんぶりに新人しんじんのみによる選挙せんきょ戦せんとなる見込みこみで、これまでに4人にんが立候補りっこうほを届け出とどけでています。

また、大分おおいた市長しちょう選挙せんきょは、これまでに元もと参議院さんぎいん議員ぎいんの新人しんじん1人にんのほかに立候補りっこうほの届け出とどけでがなく、無む投票とうひょうとなる公算こうさんが大おおきくなっています。

一方いっぽう、東京とうきょうの特別とくべつ区くでは、北きた区くの区長くちょう選挙せんきょで5期き20年ねん務つとめた現職げんしょくと3人にんの新人しんじんが立候補りっこうほを届け出とどけでています。

統一とういつ地方ちほう選挙せんきょの後半こうはん戦せんでは、人口じんこう減少げんしょうが進すすむ中なか、子こども・子育こそだて政策せいさくや地域ちいき経済けいざいの活性かっせい化かなど、暮くらしに身近みぢかなテーマをめぐって活発かっぱつな論戦ろんせんが交かわされるものとみられます。

市し区長くちょう選挙せんきょや市しと区くの議員ぎいん選挙せんきょは、先さきに告示こくじされた衆参しゅうさん5つの補欠ほけつ選挙せんきょや、18日にち告示こくじされる町村ちょうそん長ちょうと町村ちょうそん議員ぎいんの選挙せんきょとともに今月こんげつ23日にちに投票とうひょうが行おこなわれます。

長崎ながさき市長しちょう選せん 16年ねんぶりに新人しんじんのみの選挙せんきょ戦せん

このうち長崎ながさき市長しちょう選挙せんきょは、4期き務つとめた現職げんしょくの田上たうえ市長しちょうが引退いんたいを表明ひょうめいし、16年ねんぶりに新人しんじんのみによる選挙せんきょ戦せんとなります。

立候補りっこうほしたのは、届け出とどけで順じゅんに、いずれも無所属むしょぞくの新人しんじんで

▽自民党じみんとうと公明党こうめいとうが推薦すいせんし、国民こくみん民主党みんしゅとうが支持しじする元もと九州きゅうしゅう運輸うんゆ局長きょくちょうの鈴木すずき史朗しろう氏し（55）

▽飲食いんしょく店てん経営けいえいの原はら拓也たくや氏し（54）

▽元もと市議会しぎかい議員ぎいんの吉富よしとみ博久ひろひさ氏し（78）

▽元もと県議会けんぎかい議員ぎいんの赤木あかぎ幸仁ゆきひと氏し（38）の4人にんです。

長崎ながさき市しは「転出てんしゅつ超過ちょうか」が全国ぜんこくの市町村しちょうそんで2番目ばんめに多おおく、人口じんこうの流出りゅうしゅつが深刻しんこくな課題かだいとなっていて、選挙せんきょ戦せんでは具体ぐたい的てきな対策たいさくなどをめぐって論戦ろんせんが展開てんかいされる見通みとおしです。

鈴木すずき史朗しろう氏しは、「長崎ながさきはいまピンチとチャンスが同時どうじに来きている。最大さいだいの危機きき、人口じんこう減少げんしょうに立ち向たちむかい、克服こくふくできるのは誰だれなのか。それができるのは私わたししかいない。新あたらしい長崎ながさきを実現じつげんしていくために1人にん1人にんの力ちからを貸かしてほしい」と訴うったえました。

原はら拓也たくや氏しは、「高齢こうれい者しゃが安心あんしんして暮くらせるまちを実現じつげんすることこそが、長崎ながさきの発展はってんへつながることだと確信かくしんしている。今いままで手てが届とどかなかった長崎ながさきの周辺しゅうへん地域ちいきや見過みすごされてきたところに、手てを差し伸さしのべる市政しせいを実現じつげんしたい」と訴うったえました。

吉富よしとみ博久ひろひさ氏しは、「私わたしの政策せいさくの一いち丁目ちょうめ一いち番地ばんちは、子こども子育こそだて支援しえん。保育ほいく料りょうはすべて無料むりょうにする。副ふく食費しょくひも無償むしょう化かする。長崎ながさき市しに生うまれてよかった、育そだってよかったと思おもえるそんな長崎ながさきを市民しみんの皆みなさんとともに作り上つくりあげていきたい」と訴うったえました。

赤木あかぎ幸仁ゆきひと氏しは、「いまの長崎ながさきは人口じんこうが減へって箱はこ物ぶつばかり増ふえて産業さんぎょうも衰退すいたいしていく。大おおきな組織そしきや政党せいとうに頼たよるような選挙せんきょではなく、原点げんてんに立ち返たちかえって市民しみん1人にん1人にんが推薦すいせん状じょうだと、その心こころで戦たたかわなければ長崎ながさきは変かえられない」と訴うったえました。