法要が営まれたのは輪島市にある長光寺です。
輪島市では、16日までに102人の死亡が確認されていて、18日は寺のある町野地区で亡くなった男性の遺族2人が参列しました。
遺族たちは住職がお経を読み上げるなか、焼香をして静かに手を合わせていました。
長光寺では地震で鐘をつる鐘楼が全壊したほか、本堂も大きく壊れて住職も被災しています。
しかし、町野地区では多くの人が亡くなり被害が大きかったことから、住職は寺にとどまって法要を行ったり、犠牲者が一時運ばれた中学校でお経をあげたりしてきたということです。
長光寺の松岡惠水住職は「生き残った自分が住職としてご本尊を守るとともに、まわりの人と励まし合ってできることをやっていくことが責務だと思っています」と話していました。