【随時ずいじ更新こうしん】ロシア ウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（2月つき25日にちの動うごき）

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる25日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナとは7時間じかん、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

キーウで兵士へいしたちの解放かいほうを求もとめるデモ

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうから2年ねんとなった24日にち、ウクライナの首都しゅとキーウでは、ロシア軍ぐんの捕虜ほりょとなっている兵士へいしたちの解放かいほうを求もとめるデモが行おこなわれました。

ウクライナ政府せいふによりますと、先月せんげつの時点じてんで民間みんかん人じん1600人にん以上いじょうを含ふくむ8000人にん以上いじょうがロシア側がわの捕虜ほりょになっているということです。

キーウ中心ちゅうしん部ぶの広場ひろばには24日にち、捕虜ほりょとなっている兵士へいしの家族かぞくや友人ゆうじんなど100人にん以上いじょうが集あつまり、「兵士へいしたちに自由じゆうを」とか、「私わたしの夫おっとを返かえせ」などと書かかれたプラカードを掲かかげて、解放かいほうを訴うったえていました。

捕虜ほりょの中なかには激戦げきせん地ちとなった東部とうぶマリウポリの製鉄せいてつ所しょで戦たたかっていた「アゾフ大隊だいたい」の隊員たいいんが多おおく含ふくまれるということで、「アゾフの解放かいほうを」と書かかれたプラカードをもつ人ひとの姿すがたも目立めだちました。

また広場ひろばの近ちかくを通行つうこうする車くるまのドライバーは、クラクションを鳴ならして連帯れんたいを示しめしていました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうが演説えんぜつ 徹底てってい抗戦こうせんの姿勢しせいを示しめす

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって2年ねんとなった24日にち、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは首都しゅとキーウ近郊きんこうで演説えんぜつし、このなかで「ウクライナは、独立どくりつを守り抜まもりぬいてきた。世界せかいも過あやまちを犯おかすことなくウクライナを支援しえんしてきた。私わたしたちの友人ゆうじん、パートナー、世界せかいに感謝かんしゃしたい」と述のべました。

その上うえで「プーチンはあらゆる点てんにおいて敗北はいぼくしなければならない。それこそが平和へいわを達成たっせいする唯一ゆいいつの手段しゅだんだ」と述のべ、改あらためて徹底てってい抗戦こうせんを続つづける姿勢しせいを示しめし、国際こくさい社会しゃかいが結束けっそくしてロシアに圧力あつりょくを強つよめるよう訴うったえました。

ロシア国防こくぼう相しょう “部隊ぶたいが必要ひつよう物資ぶっし 迅速じんそくに供給きょうきゅうするよう指示しじ”

ロシア国防省こくぼうしょうは24日にち、ショイグ国防こくぼう相しょうがウクライナの前線ぜんせんの部隊ぶたいを視察しさつし部隊ぶたいが必要ひつようとする物資ぶっしを迅速じんそくに供給きょうきゅうするよう指示しじしたと、発表はっぴょうしました。

この際さい、無人むじん機きを運用うんようする専門せんもんの部隊ぶたいの設置せっちが報告ほうこくされ、ショイグ国防こくぼう相しょうは「人工じんこう知能ちのうで操縦そうじゅうする無人むじん機きの配備はいびに着手ちゃくしゅした。重要じゅうような兵器へいきになるだろう」と述のべ、これまで以上いじょうに無人むじん機きを活用かつようした作戦さくせんを展開てんかいすると強調きょうちょうしました。

イギリス国防省こくぼうしょう “ロシア側がわ 約やく35万まん人にんが死傷ししょうした可能かのう性せい”

戦況せんきょうを分析ぶんせきしているイギリス国防省こくぼうしょうは24日にち、この2年間ねんかんのロシア側がわの損失そんしつについておよそ35万まん人にんが死傷ししょうした可能かのう性せいがあり、戦車せんしゃ2700両りょう以上いじょう、歩兵ほへい戦闘せんとう車しゃなど5000両りょうを失うしなったことが確認かくにんされたと、発表はっぴょうしました。

一方いっぽうで予備よび役やくの動員どういんや備蓄びちく兵器へいきの改修かいしゅうなどで戦力せんりょくが補充ほじゅうされ「前線ぜんせんで攻勢こうせいを維持いじしウクライナ軍ぐんに対にたいして消耗しょうもう戦せんを行おこなうことも可能かのうになっている」として、ロシア軍ぐんが長期ちょうきの戦闘せんとうにも耐たえうる態勢たいせいを整ととのえていると指摘してきしています。

G7首脳しゅのう EU委員いいん長ちょうがそろってウクライナ訪問ほうもん

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって2年ねんとなった24日にち、G7＝主要しゅよう7か国かこくやEU＝ヨーロッパ連合れんごうの首脳しゅのうらがそろってウクライナを訪おとずれ、亡なくなった兵士へいしたちを追悼ついとうするとともに、資金しきん支援しえんや軍事ぐんじ支援しえんを続つづけていく方針ほうしんを示しめしました。

軍事ぐんじ侵攻しんこうの長期ちょうき化かで「支援しえん疲づかれ」も指摘してきされる中なか、2年ねんの節目ふしめとなる日ひにG7とEUの首脳しゅのうらがそろって現地げんちを訪おとずれることで、ウクライナとの連帯れんたいをあらためて強調きょうちょうしたかたちです。

パリなどでウクライナ支援しえん訴うったえる抗議こうぎ活動かつどう

ロシアがウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを始はじめてから2年ねんとなった24日にち、ヨーロッパ各国かっこくでは、ウクライナへの支援しえんを訴うったえる抗議こうぎ活動かつどうが行おこなわれました。

抗議こうぎ活動かつどうは、イギリスのロンドンや、ドイツのベルリン、イタリアのミラノなど、ヨーロッパ各地かくちで行おこなわれました。

このうちフランスのパリでは、中心ちゅうしん部ぶのバスチーユ広場ひろばに続つづく大通おおどおりを、地元じもとの市民しみんやフランスに暮くらすウクライナ人じんなどがデモ行進こうしんしました。参加さんか者しゃたちは、ウクライナやフランスの国旗こっきを掲かかげ、「ロシアはウクライナから出でて行いけ」とか、「フランスはもっと武器ぶきを送おくるべきだ」などと、声こえを上あげていました。