イスラエルとイスラム組織ハマスの間では戦闘休止などをめぐって交渉が続けられていて、イスラエルの有力メディア ハーレツは、戦時内閣が代表団を26日に、カタールに派遣することを決めたと報じました。
報道によりますと、代表団は、交渉の一環として解放される人質のリストなどを確認するとみられています。
交渉をめぐっては、仲介国の1つであるアメリカのサリバン大統領補佐官は25日、CNNテレビのインタビューの中で「イスラエルと仲介国の間で大枠がどのようなものになるかについて、見解の一致がみられた」と述べています。
一方、ネタニヤフ首相は、25日に放送されたアメリカのCBSテレビのインタビューに対して交渉で合意できたとしてもハマスを壊滅するため、ガザ地区南部のラファへの地上作戦についてはあくまでも踏み切る考えを強調しました。
ガザ地区では、地元の保健当局の25日の発表で死者が2万9692人にのぼっていて、避難者を含む150万人近くが暮らすラファへの地上作戦をめぐっては国際社会から強い懸念が出ています。