日本新闻: 「国際物理オリンピック」日本は6年ぶり 2人が金メダル獲得

「国際こくさい物理ぶつりオリンピック」日本にっぽんは6年ねんぶり 2人にんが金メダルきんめだる獲得かくとく

Jul 17, 2023 16:07 2

Furigana

世界せかいの高校生こうこうせいたちが一堂いちどうに会かいして物理ぶつり学がくの能力のうりょくを競きそう、日本にっぽんでは初はつの開催かいさいとなった「国際こくさい物理ぶつりオリンピック」が17日にちに閉幕へいまくし、日本にっぽんは6年ねんぶりに2人にんが金メダルきんめだるを獲得かくとくしました。

「国際こくさい物理ぶつりオリンピック」は、若者わかものに物理ぶつり学がくに対にたいする興味きょうみ・関心かんしんを深ふかめてもらおうと、1967年ねんから世界せかい各国かっこくで開催かいさいされていて、53回かい目めのことしは、初はじめて日本にっぽんで開催かいさいされました。

今回こんかいは、世界せかいおよそ80の国くにと地域ちいきから選手せんしゅが参加さんかし、物理ぶつり学がくの実験じっけんと理論りろんの試験しけんに挑いどみました。大会たいかい最終さいしゅう日びの17日にち、東京とうきょう渋谷しぶや区くで閉会へいかい式しきが行おこなわれ、成績せいせきが発表はっぴょうされました。

このうち上位じょうい36人にんに金メダルきんめだるが授与じゅよされましたが、中国ちゅうごくと韓国かんこくは、選手せんしゅ団だんの5人にん全員ぜんいんが金メダルきんめだるを獲得かくとくしました。またロシアは個人こじんでの出場しゅつじょうとなりましたが、5人にんの個人こじんが全員ぜんいん、金メダルきんめだるを獲得かくとくしました。

一方いっぽう、日本にっぽんは2017年ねんのインドネシア大会たいかい以来いらい、6年ねんぶりに2人にんが金メダルきんめだるを、残のこる3人にんも銀メダルぎんめだるを獲得かくとくし、健闘けんとうしました。

また、ジェンダーのバランスが取とれたチームも表彰ひょうしょうされ、女性じょせいの選手せんしゅが銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしたウクライナなど、成績せいせきがよかった4か国かこくが選えらばれました。

金メダルきんめだるを獲得かくとくした香川かがわ県けんの大だい手前てまえ丸亀まるがめ高校こうこう3年ねんの今村いまむら晃あきら太朗たろうさんは「金メダルきんめだるの成績せいせきを残のこせて本当ほんとうにうれしいです」と喜よろこびを語かたりました。

同おなじく金メダルきんめだるの、兵庫ひょうご県けんの灘なだ高校こうこう3年ねんの田中たなか優希ゆうきさんは「日常にちじょう生活せいかつの現象げんしょうを物理ぶつりを用もちいて説明せつめいできるのが好すきなところです」と話はなしていました。

大会たいかいの組織そしき委員いいん長ちょうで、2008年ねんにノーベル物理ぶつり学賞がくしょうを受賞じゅしょうした小林こばやし誠まことさんは「同おなじ志こころざしをもつ世界中せかいじゅうの若者わかものが顔かおを合あわせて過すごしたのは貴重きちょうな体験たいけんであり、将来しょうらいに役立やくだててほしい」と話はなしていました。