カリフォルニア南部なんぶでアシカ・イルカが大量死たいりょうし地球温暖化ちきゅうおんだんか影響えいきょうか、けいれんや脳障害のうしょうがい

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Jul 21, 2023 07:07 5
Furigana
日本報紙

 べいカリフォルニアしゅうサンタバーバラの非営利団体ひえいりだんたい「チャネル諸島海洋野生生物研究所しょとうかいようやせいせいぶつけんきゅうじょ」は、同州南部どうしゅうなんぶ海岸かいがん月以降がついこうやく1かげっかんにアシカ150頭以上とういじょう、イルカ110とう確認かくにんした。

 けいれんや脳障害のうしょうがいこした状態じょうたいげられた。汚染おせんされたさかな大量たいりょうべたことが原因げんいんとみられ、専門家せんもんか地球温暖化ちきゅうおんだんか影響えいきょう指摘してきしている。

 昨夏さくなつはアシカ10とう確認かくにんしただけだった。今年ことしはイルカの大量死たいりょうしはじめて発生はっせいした。

 サンタバーバラ近郊きんこうある研究所けんきゅうじょのリハビリ施設しせつでは現在げんざいちか海岸かいがん保護ほごされた50頭以上とういじょうのアシカが治療ちりょうけている。おおどもたちだ。べるりょうおお大人おとなのアシカは、すけかる確率かくりつひくという。

 米海洋大気庁べいかいようたいきちょうは、神経毒しんけいどくの「ドウモイさん」が大量死たいりょうしまねいたとみている。ドウモイさんは、海水温かいすいおん上昇じょうしょう海洋酸性化かいようさんせいかによって繁殖はんしょくした有毒ゆうどく藻類そうるいさかながドウモイさん摂取せっしゅしてもことはないが、哺乳類ほにゅうるい汚染魚おせんぎょべると、最悪さいあく場合ばあいいた

 同州南部どうしゅうなんぶラホヤの海水温かいすいおんは、1973年以降ねんいこうの10年間平均ねんかんへいきんやく0・3ずつ上昇じょうしょうしている。みなみカリフォルニアだいのデビッド・キャロン教授きょうじゅ生物科学せいぶつかがく)は「人間にんげん活動かつどうがもたらしたあたたかくよどんだ海水かいすい原因げんいんだろう」と分析ぶんせきしている。

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