先月、ハマスの当時の最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことについてイランは、イスラエルによる攻撃だとして報復を宣言しています。
これについてアメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は12日、記者団に対し「われわれは、イランなどによって早ければ今週中に何かが起こる可能性があるというイスラエル側の分析を共有している。われわれの分析もそれと一致している」と述べて、イランや、イランの支援を受ける組織が、早ければ今週中にも報復を行う可能性があるという認識を示しました。
こうした中、バイデン大統領は12日、中東情勢をめぐってイギリス、フランス、ドイツ、イタリアの首脳と電話で会談しました。
会談を行った5か国は共同声明を出し、「われわれはイランと、イランを後ろ盾とするテロリスト集団による攻撃に対する、イスラエルの防衛への支持を表明した」として、イランをけん制しました。
そのうえで「イスラエルへの軍事攻撃を行うという威嚇をやめるよう求めた」として、イランに自制を求めました。