Actualités japonaises: COP29 成果文書の新草案提示も合意できず会期延長し交渉続く

COP29 成果せいか文書ぶんしょの新しん草案そうあん提示ていじも合意ごういできず会期かいき延長えんちょうし交渉こうしょう続つづく

Nov 23, 2024 05:11 0

Furigana

アゼルバイジャンで開ひらかれている気候きこう変動へんどう対策たいさくを話し合はなしあう国連こくれんの会議かいぎ、COP29は、途上とじょう国こくの気候きこう変動へんどう対策たいさくを支援しえんするための資金しきんなどについて成果せいか文書ぶんしょの新あらたな草案そうあんが示しめされたものの合意ごういにはいたらず、会期かいきを延長えんちょうして交渉こうしょうを続つづけることになりました。

アゼルバイジャンの首都しゅとバクーで開ひらかれているCOP29では、途上とじょう国こくの気候きこう変動へんどう対策たいさくを支援しえんするための資金しきんについて、新あらたな目標もくひょう額がくを決きめることなどを目指めざしていて、予定よていされた最終さいしゅう日びである22日にちに成果せいか文書ぶんしょの新あらたな草案そうあんが示しめされました。

この草案そうあんでは、先進せんしん国こくが主導しゅどうし、途上とじょう国こくに対にたいする支援しえんの規模きぼを、2035年ねんまでに年間ねんかん2500億おくドル、日本にっぽん円えんにして38兆ちょう円えんあまりに拡大かくだいさせるなどとしていますが、年間ねんかん1兆ちょうドル以上いじょうを求もとめてきた途上とじょう国こく側がわからは、支援しえんの規模きぼが不十分ふじゅうぶんだとする批判ひはんが相次あいつぎました。

結局けっきょく22日にちも合意ごういすることはできず、会期かいきを延長えんちょうして、翌日よくじつも交渉こうしょうを続つづけることになりました。

議長ぎちょう国こくアゼルバイジャンのラフィエフ首席しゅせき交渉こうしょう官かんは、「2500億おくドルという数字すうじは、われわれの公正こうせいで野心やしん的てきな目標もくひょうには合致がっちしないが、われわれは当事者とうじしゃとの調整ちょうせいを続つづけるつもりだ」と述のべ、より野心やしん的てきな内容ないようでの合意ごういを目指めざす考かんがえを示しめしました。

支援しえんの金額きんがくやその拠出きょしゅつ方法ほうほうなどをめぐり、依然いぜんとして先進せんしん国こくと途上とじょう国こくの意見いけんの隔へだたりが続つづく中なか決きまった会期かいき延長えんちょう。

各国かっこくが合意ごういにたどり着たどりつけるか注目ちゅうもくされます。

「化石かせき賞しょう」に議長ぎちょう国こくアゼルバイジャン

アゼルバイジャンで開ひらかれている気候きこう変動へんどう対策たいさくの国連こくれんの会議かいぎ「COP29」にあわせ、国際こくさい的てきな環境かんきょうNGOグループは、温暖おんだん化か対策たいさくに消極しょうきょく的てきだと判断はんだんした国くにに対にたいして皮肉ひにくを込こめて贈おくる「化石かせき賞しょう」に、議長ぎちょう国こくのアゼルバイジャンを選えらんだと発表はっぴょうしました。

「化石かせき賞しょう」は、世界せかいのおよそ2000の環境かんきょうNGOで作つくるグループが、COP会期かいき中ちゅうに連日れんじつ贈おくっています。

会合かいごうが終盤しゅうばんに入はいる中なか、22日にちは、議長ぎちょう国こくのアゼルバイジャンが化石かせき賞しょうに選えらばれました。

その理由りゆうとして、会議かいぎが難航なんこうする中なか、議長ぎちょう国こくとしてのリーダーシップが不足ふそくしていることや、産油さんゆ国こくであるアゼルバイジャンのアリエフ大統領だいとうりょうが、演説えんぜつで石油せきゆや天然てんねんガスを「神かみからの贈り物おくりもの」と表現ひょうげんしたことなどをあげています。

また、年間ねんかんを通つうじた「特大とくだい化石かせき賞しょう」には、国連こくれんの気候きこう変動へんどう枠わく組ぐみ条約じょうやくで途上とじょう国こくの気候きこう変動へんどう対策たいさくのため資金しきん協力きょうりょくを行おこなう義務ぎむがあると規定きていされている、日本にっぽんを含ふくむ多おおくの先進せんしん国こくが選えらばれました。