アメリカのトランプ次期大統領は22日に声明で、財務長官にヘッジファンド「キー・スクエア・グループ」の創業者でCEOのスコット・ベッセント氏を起用すると発表しました。
ベッセント氏についてトランプ氏は「長きにわたりアメリカ第一主義を強く支持してきた。技術革新や起業家精神の中心地、それに資本が集まる場所として、アメリカの地位を強化し、新たな黄金時代の幕開けを支援してくれるだろう」などと述べています。
声明によりますとベッセント氏はサウスカロライナ州出身でイェール大学を卒業後、投資管理業務に35年以上携わり、農業や出版、不動産などさまざまな事業も展開しています。
またイギリスの通貨ポンドに大量の売り注文を仕掛けるなどヘッジファンドの歴史で最も利益をあげた取り引きに関わったと紹介しています。
ベッセント氏について有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、金融界で最もトランプ氏を支持する人物のひとりで、次期政権の経済政策を担う重要なポストに就くことになると伝えていました。