日本新聞: 自民菅前首相発言“当然” “好ましくない”党内で波紋広がる

自民じみん菅かん前ぜん首相しゅしょう発言はつげん“当然とうぜん” “好このましくない”党内とうないで波紋はもん広ひろがる

Jun 25, 2024 05:06 2

Furigana

自民党じみんとうの菅かん前ぜん総理そうり大臣だいじんが、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんの対応たいおうを批判ひはんし、総裁そうさい選挙せんきょで刷新さっしん感かんを示しめすことが重要じゅうようだと発言はつげんしたことについて、党内とうないでは、支持しじ率りつの低迷ていめいなどを踏ふまえれば当然とうぜんだという受け止うけとめの一方いっぽう、物価ぶっか高だかなどの政策せいさく課題かだいが山積さんせきする中なかで結束けっそくの乱みだれが表面ひょうめん化かするのは好このましくないという懸念けねんも出でていて、波紋はもんが広ひろがっています。

菅かん前ぜん総理そうり大臣だいじんは、23日にちのオンライン番組ばんぐみで、政治せいじとカネをめぐる問題もんだいに関連かんれんし「岸田きしだ総理そうり大臣だいじん自身じしんが責任せきにんを取とっておらず不信ふしん感かんを持もつ国民こくみんは多おおい」と述のべたうえで、ことし秋あきまでに行おこなわれる総裁そうさい選挙せんきょで党勢とうせい回復かいふくに向むけて刷新さっしん感かんを示しめすことが重要じゅうようだという考かんがえを示しめしました。

これについて、林はやし官房かんぼう長官ちょうかんはコメントは控ひかえるとしたうえで「国民こくみんの政治せいじに対にたいする不信ふしんの声こえを真摯しんし（しんし）に受け止うけとめつつ、先送さきおくりできない課題かだいに引き続ひきつづき専念せんねんし結果けっかを出だしていきたい」と述のべました。

自民党じみんとう内ないでは、中堅ちゅうけん・若手わかてを中心ちゅうしんに「内閣ないかくや党とうの支持しじ率りつが低迷ていめいしている現状げんじょうから、次つぎの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょは、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんのもとでは戦たたかえないと考かんがえる議員ぎいんは多おおく、当然とうぜんの発言はつげんだ」という受け止うけとめが出でています。

一方いっぽうで、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに近ちかい議員ぎいんからは「物価ぶっか高だかなどの当面とうめんの政策せいさく課題かだいに着実ちゃくじつに対応たいおうしていくべきだ」といった指摘してきや「国民こくみんから党とうが割われているように見みられるのはマイナスだ」という懸念けねんも出でていて、菅かん氏しの発言はつげんに波紋はもんが広ひろがっています。