Actualités japonaises: ヒズボラがテルアビブ郊外に弾道ミサイル発射緊張高まり懸念

ヒズボラがテルアビブ郊外こうがいに弾道だんどうミサイル発射はっしゃ緊張きんちょう高たかまり懸念けねん

Sep 25, 2024 20:09

Furigana

中東ちゅうとうレバノンのイスラム教いすらむきょうシーア派は組織そしきヒズボラは25日にち、イスラエル中部ちゅうぶのテルアビブ郊外こうがいに向むけて弾道だんどうミサイルを発射はっしゃし、イスラエル軍ぐんはこれを迎撃げいげきしました。ヒズボラの攻撃こうげきがテルアビブ郊外こうがいにおよんだのは今回こんかいの戦闘せんとうでは初はじめてだということで、さらに緊張きんちょうが高たかまることが懸念けねんされます。

レバノンのヒズボラは25日にち朝あさ、イスラエル中部ちゅうぶにある最大さいだいの商業しょうぎょう都市とし、テルアビブ郊外こうがいの情報じょうほう機関きかんモサドの本部ほんぶに向むけて弾道だんどうミサイル1発はつを発射はっしゃしたと発表はっぴょうしました。

モサドがヒズボラの幹部かんぶを殺害さつがいし、ポケットベルなどによる爆発ばくはつに関与かんよしたためだとしています。

これに対にたいし、イスラエル軍ぐんはこの弾道だんどうミサイルを防空ぼうくうシステムで迎撃げいげきするとともに発射はっしゃ元もととなったレバノン南部なんぶの軍事ぐんじ施設しせつを空爆くうばくしたと発表はっぴょうしました。

イスラエル北部ほくぶではヒズボラのロケット弾だんによる攻撃こうげきが相次あいついでいますが、イスラエルメディアによりますと、射程しゃていの長ながい弾道だんどうミサイルを使つかってテルアビブ郊外こうがいなどのイスラエル中部ちゅうぶへの攻撃こうげきは、今回こんかいの戦闘せんとうでは初はじめてでさらに緊張きんちょうが高たかまることが懸念けねんされます。

イスラエル軍ぐんはレバノン南部なんぶでヒズボラの武器ぶき庫こなどへの空爆くうばくを繰り返くりかえしていて、UNHCR＝国連こくれん難民なんみん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは24日にち、レバノン東部とうぶへの攻撃こうげきで女性じょせい職員しょくいんと子こどもが死亡しぼうしたと発表はっぴょうし、イスラエルとヒズボラ双方そうほうに対にたいし、民間みんかん人じんや支援しえん関係かんけい者しゃを保護ほごするよう訴うったえています。

レバノン保健ほけん省しょうによりますと、イスラエル軍ぐんによる空爆くうばくでレバノン国内こくないでは24日にちまでに子こども50人にん、女性じょせい94人にんを含ふくむ合あわせて558人にんが死亡しぼうしています。

空爆くうばくを受うけたレバノン南部なんぶの村むらの様子ようすは

ロイター通信ろいた-つうしんが24日にち、イスラエル軍ぐんの空爆くうばくを受うけたレバノン南部なんぶの村むらで撮影さつえいした映像えいぞうでは、建物たてものが崩れ落くずれおちたり車くるまが黒焦くろこげになったりした被害ひがいの様子ようすが映うつっています。

また南部なんぶティールの病院びょういんでは空爆くうばくで足あしを骨折こっせつした子こどもや頭あたまに包帯ほうたいを巻まいた男性だんせいがベッドに横よこたわっています。

息子むすこ2人にんが空爆くうばくでけがをしたという母親ははおやは「イスラエル軍ぐんの攻撃こうげきを受うけたとき、私わたしたちは家いえで神かみに祈いのっていました。普通ふつうの子こどもなのにイスラエルは私わたしたちが家いえを持もつことすら許ゆるさないと言いっているかのようです」と話はなしていました。

テルアビブでは不安ふあんを訴うったえる声こえ

25日にち朝あさ、ミサイルなどへの警戒けいかいが呼よびかけられたイスラエル最大さいだいの商業しょうぎょう都市としテルアビブでは、市民しみんから不安ふあんを訴うったえる声こえが聞きかれました。

妻つまが妊娠にんしん中ちゅうだという42歳さいの男性だんせいは「家いえとは違ちがう建物たてものにあるシェルターに逃にげこみました。とても怖こわかったです。数すう日にちはなんとか乗り切のりきれると思おもいますが、状況じょうきょうが悪わるくなる一方いっぽうなので、戦争せんそうを止とめる必要ひつようがあると思おもいます」と話はなしていました。

また、双子ふたごが今月こんげつに生うまれたばかりだという35歳さいの男性だんせいは「すぐにアパートの中なかのシェルターへ避難ひなんしましたが、とにかく慌あわただしかったです。子こどもたちが寝ねていてくれて助たすかりました。テルアビブ周辺しゅうへんに向むけて攻撃こうげきがあるだろうとは予想よそうしていましたが、続つづかないことを願ねがっています」と話はなしていました。