日本新闻: 青森むつ使用済み核燃料の中間貯蔵施設安全協定締結へ

青森あおもりむつ使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうの中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう施設しせつ安全あんぜん協定きょうてい締結ていけつへ

Jul 29, 2024 20:07 3

Furigana

全国ぜんこくで初はじめて、青森あおもり県けんむつ市しに建設けんせつされている使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうの中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう施設しせつをめぐり、青森あおもり県けんの宮下みやした知事ちじは29日にち、事業じぎょう開始かいしの前提ぜんていとなる安全あんぜん協定きょうていを結むすぶ意向いこうを表明ひょうめいし、使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうの受け入うけいれが始はじまる見通みとおしになりました。

むつ市しに建設けんせつ中ちゅうの中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう施設しせつは原子力げんしりょく発電はつでん所しょから出でる使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうを一時いちじ的てきに保管ほかんする国内こくない初はつの施設しせつで、事業じぎょう者しゃの「リサイクル燃料ねんりょう貯蔵ちょぞう」はことし9月つきまでの事業じぎょう開始かいしを目指めざしています。

宮下みやした知事ちじは29日にち、記者きしゃ会見かいけんを開ひらき「中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう事業じぎょうの確実かくじつな実施じっしに関にかんして、国くにや事業じぎょう者しゃから担保たんぽが得えられた」などと述のべ、事業じぎょう者しゃと地元じもとのむつ市しとの3者しゃで事業じぎょう開始かいしの前提ぜんていとなる安全あんぜん協定きょうていを結むすぶ意向いこうを表明ひょうめいしました。

協定きょうていの案あんでは、施設しせつの使用しよう期間きかんは、事業じぎょう開始かいしから50年間ねんかんとすることなどが盛り込もりこまれていますが、使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうが搬出はんしゅつされず、そのまま留め置とめおかれるのではないかといった懸念けねんの声こえを踏ふまえて、国くにの政策せいさくが変かわるなどして事業じぎょうの継続けいぞくが困難こんなんになった場合ばあい、事業じぎょう者しゃや電力でんりょく会社かいしゃが施設しせつ外がいへの搬出はんしゅつを含ふくめて対応たいおうすることを定さだめた「覚書おぼえがき」も合あわせて締結ていけつするとしています。