イスラエル軍はイスラム組織ハマスの戦闘員を掃討するためだとしてガザ地区で攻勢を強めていて、5日、北部ジャバリアで戦闘員数十人を殺害したほか、中部ではハマスの拠点を破壊したとしています。
パレスチナのメディアは北部ベイトラヒヤの住宅が空爆され、子どもを含むあわせて25人が死亡したと伝え、ガザ地区の保健当局は死者の数はこれまでに4万3391人にのぼったとしています。
一方、イスラエル軍は隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対しても攻撃を続けています。
レバノン南部では5日、イスラエル軍が地上侵攻を続け、ヒズボラの拠点数十か所を破壊したほか戦闘員を殺害したとしています。
ヒズボラは去年10月にガザ地区で戦闘が始まるとハマスに連帯を示し、イスラエル軍との間で激しい攻撃の応酬を続けています。
レバノンの保健当局はイスラエル側の攻撃でこれまでに3000人以上が死亡したと発表し、パレスチナのガザ地区に加えレバノンでも犠牲者の増加に歯止めがかからない状況が続いています。