Japanese News: ロシア報道官軍事侵攻や和平条件など “譲歩なし”姿勢を強調

ロシア報道ほうどう官かん軍事ぐんじ侵攻しんこうや和平わへい条件じょうけんなど “譲歩じょうほなし”姿勢しせいを強調きょうちょう

Nov 9, 2024 07:11

Furigana

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうがアメリカ大統領だいとうりょう選挙せんきょで勝利しょうりしたトランプ氏しと対話たいわする用意よういがあるとしていることについて、ロシア大統領だいとうりょう府ふの報道ほうどう官かんは、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうや和平わへいへの条件じょうけんなどを巡めぐって譲歩じょうほするつもりはないという姿勢しせいを強調きょうちょうしました。

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは7日にち、国際こくさい会議かいぎの場ばで、「私わたしはアメリカ国民こくみんから信頼しんらいされる国家こっか元首げんしゅであれば、どのような元首げんしゅとも協力きょうりょくすると言いってきた」と発言はつげんし、トランプ氏しと対話たいわする用意よういがあるという考かんがえを示しめしました。

これについて、ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんは8日にち、記者きしゃ団だんからウクライナ情勢じょうせいを巡めぐるロシア側がわの要求ようきゅうを変かえる意向いこうがあるのかと問とわれたのに対にたいし、「大統領だいとうりょうは、特別とくべつ軍事ぐんじ作戦さくせんの目標もくひょうが変更へんこうされるとは一いち度ども言いっていない。むしろ、目標もくひょうは変かわっていないと言いっている」と述のべました。

プーチン大統領だいとうりょうは、ことし6月つきに和平わへい交渉こうしょうを始はじめるための条件じょうけんを挙あげていますが、7日にちの発言はつげんの中なかでもウクライナのNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいは認みとめられないという考かんがえを改あらためて示しめしました。

また、「ウクライナの国境こっきょう線せんは私わたしたちが歴史れきし的てき領土りょうどと呼よぶ特定とくていの領土りょうどに住すむ人々ひとびとによって決きめられるべきだ」などと述のべ、ロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうしたウクライナ東部とうぶと南部なんぶの4州しゅうやクリミアについてロシアの主権しゅけんが認みとめられるべきだと主張しゅちょうしました。

こうした主張しゅちょうに対にたいしてウクライナは、領土りょうどの回復かいふくやロシア軍ぐんの撤退てったいなどを訴うったえ、ロシア側がわの要求ようきゅうを一貫いっかんして拒否きょひしています。

プーチン大統領だいとうりょう「中立ちゅうりつ性せいなければよい関係かんけい築きずくことは困難こんなん」

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは、7日にち開ひらかれたバルダイ会議かいぎで、軍事ぐんじ侵攻しんこうを続つづけるウクライナについて「中立ちゅうりつ性せいがなければよい関係かんけいを築きずくことは難むずかしいだろう」と述のべ停戦ていせんに向むけては、ウクライナがNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいを放棄ほうきすることが必要ひつようだと改あらためて求もとめました。

その上うえで「ウクライナの国境こっきょう線せんは、私わたしたちが歴史れきし的てき領土りょうどと呼よぶ特定とくていの領土りょうどに住すむ人々ひとびとによって決きめられるべきだ。すべては起おこっている出来事できごとの力学りきがくにかかっている」と述のべ、ウクライナや欧米おうべいなどは、ロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうした東部とうぶと南部なんぶの4州しゅうやクリミアのロシアの主権しゅけんについても認みとめるべきだと主張しゅちょうしました。

一方いっぽう、プーチン大統領だいとうりょうはアメリカ大統領だいとうりょう選挙せんきょで勝利しょうりしたトランプ氏しについて「彼かれに電話でんわすることは恥はずべきことではない。準備じゅんびはできている」と述のべ、個人こじん的てきな関係かんけいを築きずいたトランプ氏しと対話たいわする用意よういはあるという考かんがえを明あきらかにしました。