日本新聞: 沖縄本島北部で記録的な大雨相次ぐ土砂災害などに厳重警戒を

沖縄おきなわ本島ほんとう北部ほくぶで記録きろく的てきな大雨おおあめ相次あいつぐ土砂どしゃ災害さいがいなどに厳重げんじゅう警戒けいかいを

Nov 10, 2024 08:11

Furigana

湿しめった空気くうきの影響えいきょうで、沖縄おきなわ県けんの本島ほんとう北部ほくぶでは局地きょくち的てきに雨雲あまぐもが発達はったつし、国頭くにがみ村むらでは10日にち朝あさ、1時間じかんに159ミリの猛烈もうれつな雨あめが降ふったほか、各地かくちで100ミリを超こえる猛烈もうれつな雨あめが降ふったとみられ、気象庁きしょうちょうは「記録きろく的てき短たん時間じかん大雨おおあめ情報じょうほう」を相次あいついで発表はっぴょうしました。土砂どしゃ災害さいがいなどに厳重げんじゅうな警戒けいかいを続つづけてください。

気象庁きしょうちょうによりますと、湿しめった空気くうきが流れ込ながれこんでいる影響えいきょうで沖縄おきなわ県けんでは大気たいきの状態じょうたいが非常ひじょうに不安定ふあんていになり、本島ほんとう北部ほくぶ付近ふきんでは雨雲あまぐもが発達はったつしています。

いずれも内閣ないかく府ふが沖縄おきなわ県けんに設置せっちした雨量うりょう計けいで午前ごぜん6時じまでの1時間じかんには、国頭くにがみ村むらで159ミリの猛烈もうれつな雨あめを、午前ごぜん8時じまでの1時間じかんには東村ひがしむらで69ミリの非常ひじょうに激はげしい雨あめを観測かんそくしました。

また、レーダーによる解析かいせきで沖縄おきなわ県けんの国頭くにがみ村むら東部とうぶ付近ふきんと西部せいぶ付近ふきん、東村あずまむら付近ふきん、それに大宜味おおぎみ村むら付近ふきんでは午前ごぜん6時じ前まえから7時じにかけて1時間じかんに110ミリから120ミリ以上いじょうの猛烈もうれつな雨あめが降ふったとみられ、気象庁きしょうちょうは「記録きろく的てき短たん時間じかん大雨おおあめ情報じょうほう」をこれまでに5回かい発表はっぴょうして、安全あんぜんを確保かくほするよう呼よびかけています。

沖縄おきなわ県けんでは10日にち夜よるにかけて局地きょくち的てきに雷かみなりを伴ともなって猛烈もうれつな雨あめが降ふるおそれがあるほか、鹿児島かごしま県けんの奄美あまみ地方ちほうでも激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

沖縄おきなわ・奄美あまみでは9日にち、線せん状じょう降水こうすい帯たいが発生はっせいし、鹿児島かごしま県けんの与論よろん町まちに一時いちじ、特別とくべつ警報けいほうが出だされるなど記録きろく的てきな大雨おおあめとなって土砂どしゃ災害さいがいや浸水しんすいなどが相次あいつぎ、今いまも地盤じばんが緩ゆるんでいる地域ちいきがあります。