25日のシンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエル議長が「さらに利上げする用意がある」と発言したことで、ニューヨーク外国為替市場では、日米の金利差の拡大が意識されて、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まりました。
このため円相場は一時、1ドル=146円60銭台まで値下がりし、ことしの最安値を更新しました。
市場関係者は「景気悪化への懸念からパウエル議長は金融引き締めの姿勢を
緩めるのではないかとの見方も一部の投資家にあったが、インフレ抑制を
優先する姿勢を改めて強調したものと受け止められた」と話しています。
