일본어 뉴스: 食事提供めぐり2次避難断念被災住宅で生活続ける人も石川

食事しょくじ提供ていきょうめぐり2次じ避難ひなん断念だんねん被災ひさい住宅じゅうたくで生活せいかつ続つづける人ひとも石川いしかわ

Jan 24, 2024 20:01

Furigana

石川いしかわ県けんの被災ひさいした地域ちいきでは、2次じ避難ひなんを希望きぼうしているものの避難ひなん先さきで食事しょくじが提供ていきょうされないことから、被災ひさいした住宅じゅうたくでの生活せいかつを続つづけているという声こえが上あがっています。

石川いしかわ県けん珠洲すず市しの沿岸えんがん部ぶに住すむ80代だいの両親りょうしんがいるという40代だいの女性じょせいによりますと、両親りょうしんの自宅じたくは地震じしんの揺ゆれにより屋根やねが落おちたり、壁かべが崩くずれたりしたため、一いち度どは避難ひなん所しょに行いきましたが、母親ははおやが足あしが悪わるく歩行ほこうに介助かいじょが必要ひつようで、トイレのたびに避難ひなん所しょを移動いどうする負担ふたんが大おおきく、現在げんざいは自宅じたくに戻もどって生活せいかつをしています。

これまで両親りょうしんの食事しょくじや洗濯せんたくなどの世話せわをしていた別べつの親族しんぞくの仕事しごとの都合つごうで珠洲すず市内しないから出でられずにいましたが、このまま壊こわれた自宅じたくに住すみ続つづけるのは危険きけんなため、2次じ避難ひなんをしたいと、今月こんげつ20日にちに石川いしかわ県けんの窓口まどぐちに相談そうだんしました。

しかし、担当たんとう者しゃから「県内けんないに食事しょくじが提供ていきょうできる2次じ避難ひなん先さきはない」と説明せつめいを受うけたため、食事しょくじ付つきを希望きぼうしたところ、「2月つき下旬げじゅんから1か月かげつ間かんであれば石川いしかわ県けん加賀かが市しで食事しょくじ付つきの2次じ避難ひなん先さきがある」と提案ていあんされたということです。

珠洲すず市しから加賀かが市しまでは車くるまで3時間じかん以上いじょうかかり、親族しんぞくでサポートすることが難むずかしくなることから2次じ避難ひなんを断念だんねんし、現在げんざいは、民間みんかんの賃貸ちんたい住宅じゅうたくを活用かつようした「みなし仮設かせつ住宅じゅうたく」など、別べつの制度せいどの利用りようを検討けんとうしているということです。

40代だいの娘むすめは、「国くには『2次じ避難ひなん先さきでも、被災ひさい地ちの避難ひなん所しょと同おなじように衣食住いしょくじゅうの提供ていきょうなどの支援しえんが行おこなわれるよう徹底てっていする』と発信はっしんしていますが、実際じっさいにはそれが徹底てっていされていないと感かんじた。余震よしんによっていつ自宅じたくが崩くずれるかも分わからず、高齢こうれい者しゃなど避難ひなんを希望きぼうする人ひとたちが安心あんしんして生活せいかつできる避難ひなん先さきを確保かくほしてほしい」と話はなしていました。