バレーボール男子のパリオリンピック予選大会は、世界ランキング上位の24チームが8チームずつ3つのグループに分かれて総当たりで対戦し、各グループの上位2チームにオリンピックの出場権が与えられます。
ここまで4勝1敗の日本は7日に都内で行われた第6戦で同じく4勝1敗のスロベニアと対戦しました。
ストレートで勝てばオリンピックの出場権を得られる日本は、第1セット序盤、サーブなどにミスが続いて最大5点のリードを奪われる展開となりました。
それでも13対16と3点差に追い上げると、キャプテンの石川祐希選手のサービスエースやバックアタックなどで5連続ポイントを奪って逆転し、25対21で取りました。
第2セットも西田有志選手の強烈なスパイクなどで25対22で連取し、第3セットは点を取り合う展開のなか13対14から高橋藍選手のサービスエースが立て続けに決まるなどして5連続ポイントを奪って勢いに乗り、その後も得点を重ねました。
このセットを25対18で取った日本はストレート勝ちで対戦成績を5勝1敗とし、グループの2位以内を確定させて、8日の最終戦を待たずに来年のパリオリンピックの出場権を獲得しました。
バレーボール男子の日本代表は、おととしの東京大会では自国開催で29年ぶりに予選リーグを突破し7位に入りましたが、自力でオリンピック出場権を得るのは2008年の北京大会以来4大会ぶりです。