Actualités japonaises: マラリア治療薬に耐性あるタイプ東アフリカで急速に広がる

マラリア治療ちりょう薬やくに耐性たいせいあるタイプ東ひがしアフリカで急速きゅうそくに広ひろがる

Sep 23, 2021 07:09

Furigana

蚊かが媒介ばいかいする原虫げんちゅうによって引き起ひきおこされる感染かんせん症しょう、マラリアに最もっとも有効ゆうこうとされる治療ちりょう薬やくに耐性たいせいがあるタイプのものが、東ひがしアフリカで急速きゅうそくに広ひろがっていることが順天堂大学じゅんてんどうだいがくなどの調査ちょうさで分わかりました。

マラリアは結核けっかくやエイズと並ならぶ3大だい感染かんせん症しょうとされ、WHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんによりますと、世界せかいで毎年まいとし2億おく人にん以上いじょうが感染かんせんし、40万まん人にん以上いじょうが死亡しぼうしているとされます。

順天堂大学じゅんてんどうだいがくやウガンダのグル大学だいがくなどの国際こくさい研究けんきゅうグループは、東ひがしアフリカのウガンダで、最もっとも有効ゆうこうな治療ちりょう薬やくの「アルテミシニン」に耐性たいせいがあるマラリアがどれくらい広ひろがっているか調査ちょうさした結果けっかを、アメリカの医学いがく雑誌ざっし「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表はっぴょうしました。

それによりますと、研究けんきゅうグループで調しらべた患者かんじゃ240人にん中ちゅう、5.8％に当にあたる14人にんは「アルテミシニン」に耐性たいせいがあり、このうちの13人にんでは、原虫げんちゅうの遺伝子いでんしに耐性たいせいを示しめす特徴とくちょう的てきな変異へんいが確認かくにんされたということです。