日本新聞: ２５００万年前のワシの希少な化石発見、餌はコアラ　豪州

２５００万年前まんねんまえのワシの希少きしょうな化石発見かせきはっけん、餌えさはコアラ　豪州ごうしゅう

Sep 29, 2021 07:09

Furigana

古生物学者こせいぶつがくしゃの研究けんきゅうチームは２７日にち、２５００万年前まんねんまえのオーストラリア南部なんぶに生息せいそくし、コアラを餌えさとしていたワシのほぼ完全かんぜんな化石かせきを発見はっけんしたと明あきらかにしました。専門家せんもんかによると、保存状態ほぞんじょうたいが良よいことから非常ひじょうに希少きしょうな発見はっけんと言いえるということです。

査読誌さどくしヒストリカル・バイオロジーに発表はっぴょうされた研究結果けんきゅうけっかによると、新あらたに見みつかった種しゅは「アルカエヒエラクス・シルベストリス」という学名がくめいで、ワシ形がたちの猛禽類もうきんるいとしては世界最古せかいさいこの種しゅのひとつです。豪ごうフリンダース大学だいがくの古生物学者こせいぶつがくしゃが２０１６年ねん３月がつに南みなみオーストラリア州しゅうのピンパ湖こうを調査ちょうさで訪おとずれた際さい、内陸部ないりくぶにある農場のうじょうで化石かせきを発掘はっくつしました。

アルカエヒエラクスは漸新世ぜんしんせい（３３９０万まん～２３００万年前まんねんまえ）のオーストラリアに生息せいそくしていたことが知しられるワシとしては最大さいだいとされます。ただ、西にしオーストラリア博物館はくぶつかんによると、同国どうこくの猛禽類もうきんるいで最大さいだいの体長たいちょうを誇ほこるオナガイヌワシに比くらべると小型こがたで細身ほそみだということです。