Japanese News: 「バドライト」苦戦続く、今年は３位に転落　米ビール販売実績

米国べいこくのビール市場しじょうの占有率せんゆうりつでかつては首位しゅいの座ざにあった米べいビール大手おおて「アンハイザー・ブッシュ」の主力商品しゅりょくしょうひんである「バドライト」の苦戦くせんが続つづき、今年ことしは３位いに転落てんらくしたと業界ぎょうかいメディアがこのほど報ほうじた。

同どうメディア「ビール・マーケターズ・インサイツ」が米国べいこくの市場しじょうデータ企業きぎょう「ＮＩＱ」のデータを基もとに伝つたえたもので、昨年さくねんは２位いに後退こうたいしていたバドライトにはさらなる打撃だげきとなった。

ＮＩＱのデータは、今年ことしの戦没将兵追悼記念日せんぼつしょうへいついとうきねんび（メモリアルデー）から７月がつ４日よっかの独立記念日どくりつきねんびまでビール販売はんばいのかき入いれ時ときとされる重要じゅうような時期じきにおける食料品店しょくりょうひんてんやコンビニでの販売実績はんばいじっせきに基もとづく。

新あらたに２位いに浮上ふじょうしたのはアンハイザー・ブッシュの別べつブランド「ミケロブ・ウルトラ」。一番売いちばんうれたのはバドライトから昨年さくねん、王座おうざを奪うばったアンハイザー・ブッシュの競合企業きょうごうきぎょう「コンステレーション・ブランズ」の「モデロ・エスペシアル」だった。

ＮＩＱによると、７月がつ６日むいかまでの期間きかんでの小売店こうりてんでのドル売うりのビールの占有率せんゆうりつではバドライトが６．５％。ミケロブ・ウルトラが７．３％、モデロ・エスペシアルは９．７％だった。

ミケロブ・ウルトラの好調こうちょうな販売はんばいは、健康志向けんこうしこうの消費者しょうひしゃに訴うったえるため風味豊ふうみゆたかで低糖質成分ていとうしつせいぶんを強調きょうちょうした販売戦略はんばいせんりゃくの強化きょうかが一因いちいんとされる。

同どうビールは先さきに米国べいこくで開催かいさいされ、テレビ視聴率しちょうりつが過去最高かこさいこうを記録きろくしたサッカーの南米選手権大会なんべいせんしゅけんたいかい（コパ・アメリカ）のスポンサーともなっていた。オリンピックに参加さんかする米代表選手団べいだいひょうせんしゅだんの公式こうしきビールともなっている。

バドライトは自社じしゃのビールの味あじにこだわる顧客層こきゃくそうを呼よび戻もどすため販売広告戦術はんばいこうこくせんじゅつに注力ちゅうりょくもしている。米総合格闘技団体べいそうごうかくとうぎだんたい「ＵＦＣ」の公式こうしきビールにも指定していされ、スター歌手かしゅが登場とうじょうする音楽祭おんがくさいの主催しゅさいにも協力きょうりょくしている。

アンハイザー・ブッシュ社しゃの広報担当者こうほうたんとうしゃは声明せいめいで、「数百万人規模すうひゃくまんにんきぼの顧客こきゃくが毎日まいにち、バドライトを選えらんで飲のんでくれている。この商品しょうひんは今後こんごも我われわれ々の財産ざいさんの象徴的しょうちょうてきな主力しゅりょくとなるだろう」と強調きょうちょうした。