東京都内の
新型コロナウイルスの
感染状況などを
分析・
評価する「モニタリング
会議」が
開かれ、
専門家は、
感染力が
強い変異したウイルスが
今後、
急速に
拡大するリスクが
あると
指摘し、
封じ込めを
徹底的に
行うためには
今の
対策を
緩めることなく
続け、
新規陽性者数をできるかぎり
減少させる
必要があると
呼びかけました。18
日の
会議で、
専門家は
都内の
感染状況と
医療提供体制を、
いずれも
最も高い警戒レベルで
維持しました。
このうち感染状況について、新規陽性者数の7日間平均は、先週の2月9日時点の524人から17日時点で347人と減少しているものの、依然として高い値だと指摘しました。
また、7日間平均の前の週からの増加比は70%で、これを4週間維持できれば83人になり、医療提供体制や保健所の体制の改善が期待できるとしています。
さらに、感染力が強い変異したウイルスが都内ではこれまでに13件確認され、今後、急速に拡大するリスクがあると指摘しました。
そのうえで、変異ウイルスの感染拡大の局面を確実に捉えて徹底的に封じ込めるためには、今の感染防止対策を緩めることなく続け、新規陽性者数をできるかぎり減少させる必要があると呼びかけました。
一方、医療提供体制については、17日時点の入院患者が2232人と非常に高い水準で推移していると指摘したうえで「通常医療への影響が長期間続いている。高齢者の感染を減らし、重症患者を減少させることが最も重要だ」と指摘しました。